女性の薄毛治療には何があるか?|FAGAの治療を一挙解説

このブログはFAGAの治療には効果と安全性に根拠のある治療がどの程度あるかを知るために海外の論文を精査した結果をお伝えします

このブログは薄毛に悩んで30年の外科医によるアフィリエイトブログです。医師と患者の立場からAGA治療の正しい情報を追求していきます。

このブログでは、FAGAによる薄毛の治療にフォーカスして、国内および海外の現状をお伝えします。

そのなかで、ご自分に合う治療との出会いのきっかけにしていただければと思います。

結論から言うと、FAGAに効果がある根拠を持った治療法は増えてきました。

ただし、FAGAの治療は、「男性AGAの治療といえばフィナステリドとミノキシジル」という単純なパターンが成立しません。

ネットでみるクリニック運営ブログの情報も全部を網羅していませんし、なぜ効くのか?どの程度効くのか?が書かれている記事は少ないです。

はたまた、自分に効くのかはさっぱりわかりません。

女性にとって、薄毛は男性以上にQOL(Quality of Life、生活の質)を低下させます。

場合によっては、メンタルにも影響します。

だからこそ、治療の第一歩を間違えないことが大切と思います。

では、FAGAの治療を成功させる鍵は何でしょうか?

平凡に聞こえるかもしれませんが、薄毛の原因をはっきりさせること です。

つまり、的確な診断 です。

なぜなら、女性の薄毛は、別のブログでお伝えしたように、男性の薄毛ほど単純ではなく、さまざまな原因でFAGAに似たような薄毛になるため、原因を突き止めることが先決です。

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原因がはっきりした場合は、まずその原因を取り除くことが正しい治療です。

言い換えると、はっきりした薄毛の原因があるのに、それを知らずFAGAの薬物治療だけをしても効果が十分に得られない可能性が高いのです。

的確な検査と診察により、薄毛のはっきりした原因がないことが確認できたら、やっとこのブログで紹介するFAGAの治療を安心して進めることができます。

また、FAGAは、他の薄毛の原因が合併することがかなりあり、その場合は「FAGAの治療+原因解除の治療」と組み合わせる必要があります。

女性の身体は、複数の女性ホルモンと男性ホルモンが精緻でダイナミックなバランス変化で営まれているからこそ、男性より薄毛事情が単純にはいきません。

知は力なり

まず、知ることから始めましょう。

目次

確認:薄毛治療を始める前に

繰り返しになります。

まず、薄毛治療を始める前に、自分が次の3つのどれかをはっきりさせてください。

  • 薄毛の原因になる問題を抱えている
  • 薄毛の原因となる明らかな問題がない。つまり、FAGAである。
  • FAGAであるが他の脱毛症を合併している

なぜなら、このどれかによって治療が異なってくるからです。

特に、❶は原因ごとに治療が違います。

FAGAの治療を行うのは、❷と❸です。

「いや、自分では、そんな区別はつかないわ」

当然、そう思われると思います。

ご心配いりません。だからこそ、医師がいるのです。

必ず受診して、必要な検査と診察を受けて、薄毛の原因をすべて明らかにしてもらったうえで治療を開始しましょう。

❶の薄毛の原因の主なものと解決策を挙げておきます。ひとつひとつは別のブログで詳しく説明しますので、ここでは、

「あっ、こんなにいろいろな原因があるんだ。」とか、「思い当たる節があるな」など感じていただければ十分です。

  • 休止期脱毛症
    • 通常は治療不要。3~6か月脱毛が続き、その後自然に回復する。
  • 分娩後脱毛症
    • 通常は治療は不要。エストロゲンの自然回復とともに回復する。
  • 鉄欠乏症
    • 鉄剤内服など
  • 過度のダイエット
    • ダイエットの休止、ダイエット法の改善
  • 抜毛症
    • 心療内科のカウンセリングや薬物治療など
  • 円形脱毛症
    • ステロイド局所注射、局所免疫療法、ステロイド外用療法など
  • 瘢痕性脱毛症
    • ステロイド治療など
  • 甲状腺機能低下症
    • 甲状腺ホルモンである合成T4製剤服用など
  • 牽引性脱毛症
    • 初期であれば牽引性のある髪型をやめる。不可逆なら、植毛。

ガイドライン2017が勧めているFAGA治療は何がある?

まず、日本皮膚科学会がまとめたガイドラインを見てみましょう。

学会のガイドラインですから、その当時の臨床研究報告を精査して、効果と安全性が証明されているかどうかで判断しています。

つまり、安心して始められるということです。

ただし注意していただきたいのは、最新のガイドラインは2017年ですから、2017年までの論文をもとに判断しているということです。

つまり、2017年から2023年までの約6年間に発表された論文は、当然のことながら反映されていません。

つまり、このガイドラインに反映されていない効果的で安全な新しい治療もあるということです。

では、中身をみてみましょう。

FAGA

1%ノキシジルの外用(A)

赤い光治療(レーザーまたはLED)(B)

自毛植毛(C1)

アデノシン外用(C1)、カルポニウム塩化物外用(C1)、t-フラバノン外用(C1)、サイトぺリンおよびペンタデカン外用(C1)、ケトコナゾール(C1)

かつら(C1)

A:強く勧める;B:勧める;C1:行っても良い

これを見ると、男性のAGAで必ず用いられているAGAを止める薬が入っていないことに気が付きます。

つまり、DHT※を抑制するフィナステリドまたはデュタステリドが含まれていないのです。

  • AGAによる薄毛の原因と考えられている強化型男性ホルモン。テストステロンの5倍の活性をもつ。

むしろ、「行うべきではない(D)」となっています。

一方、発毛力を高めるミノキシジル外用が、男性AGAと同様に「強く勧めらる(A)」と評価されています。

ミノキシジルは、男女にかかわらず効果があるということですね。

ただし、男性は5%が推奨されているのに対して、女性は5%に濃度を上げても効果が変わらなかったという報告があり、ガイドラインでは1%が推奨されています。

そして、意外かもしれませんが、赤いレーザー光が発毛作用がFAGAでも効果があることが証明されています。

これも、男女を問わない効果ですね。

まとめるとガイドライン2017が推奨する治療の特徴は次のようになります。

  • 勧められるのは、1%ミノキシジルの外用と赤い光治療
  • 男性ホルモンに作用する薬は推奨されていない

男性のAGAに比べて、ずいぶん手薄な印象です。

心配になってこられたかもしれませんが、ご安心ください。

先ほど述べましたように、2017年以降の医学の進歩で、このガイドラインには載っていない有効で安全性の高い治療が行われるようになっています。

あくまで、効果と安全性が担保されたガイドライン推奨の治療を基本として、その後6年間で効果と安全性を実証されてきた治療を足し算したコンビネーション治療が可能になっています。

そのために、まずガイドラインを理解することが効果的です。

アメリカのFDAも認可した赤いレーザー光による治療

ここで、赤い光治療に簡単に触れておきますね。

実は、赤色の波長には当てるだけで人の身体に作用して、炎症を抑えたり、傷の治りを速めたりなど、さまざまな治療効果があるのです。

頭皮に限らず、皮膚科、歯科、整形外科、産婦人科などで使用されています。

世界的に、

Low-Level Laser Therapy (LLLT)

と呼ばれている治療で、世界中で盛んに研究され多くの論文が報告されています。

赤い光と言っても、漫然と赤い光を当てて効果があるのではなく、特定の波長を集めて当てる必要があるため、レーザーやLEDが使用されます。

レーザーやLEDは、特定の波長の光だけを発振できます。

レーザーの方がよりピンポイントで波長を絞ることができます。

このため、レーザーの方が、LEDよりもAGAに対する治療効果が高くおすすめです。

では、AGAでどの波長が使用されるかというと、次のようになります。

スクロールできます
レーザーLED
◎主波長655nm650~670nm
〇補助波長近赤外808nm

近赤外は、目に見えない赤外線の中でも、赤色光に近い赤外線のことです。

近赤外光も身体に良い光です。

そして、次のような装置を使って頭皮に光を当てます。

櫛型

ヘルメット型

帽子型

髪の長い女性は、光を頭皮に当てるために、櫛型がおすすめです。

そして、重要なことは、AGAのLLLTは、あの審査が厳しいことで知られるアメリカのFDAが認可している治療なんですね。

FDAが認可している他のAGA治療は、ミノキシジル外用、フィナステリド、自毛植毛だけなので、いかにLLLTがAGA治療に重要な治療であるかがわかります。

気になる効果ですが、女性の薄毛において5%ミノキシジル外用と同等であることが示されています※。

さらに、このLLLTとミノキシジル塗り薬を併用すると、単独で用いた場合よりも効果が高まることがわかっています。

とういうことは、「1%ミノキシジル外用+LLLT」がガイドライン2017の範囲でのFAGAの適切な治療法と言えます。

LLLT治療の詳細や始め方は次のブログで解説しています。

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なぜFAGAにフィナステリドやデュタステリド内服は推奨されていないのか?

男性のAGA治療で、いちばん基本となるフィナステリドまたはデュタステリドの内服が、女性では「行うべきではない」と否定的な評価になっています。

これは、痛いです。

FAGAは、エストロゲン減少やDHTの影響が考えられているのに、ガイドラインではホルモンを調整する薬剤が、ひとつも含まれていないのです。

なぜでしょうか?

明らかな理由が2つあります。

  • フィナステリド1mgを1年間使用したランダム化比較試験で効果が認められなかった
  • 妊婦に投与するとDHT の低下により男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼす恐れがあり,妊婦または妊娠している可能性のある女性,授乳中の女性への投与は禁忌である

男性のAGA治療に用いられる1mgの用量ではFAGAに全く効果が無かったのです。

しかし、海外では、2.5mgや5mgなど高い用量で効果があったと報告されていますので、使う道は残されています。

しかし、2番目の妊娠時の胎児へ影響するリスクがあるため、閉経前の女性は用いることはできなません。

まとめると、

フィナステリドやデュタステリドは、閉経前の女性は禁忌閉経後の女性は高用量で効果がある

高用量で用いた場合、どの程度の効果があるか? 副作用はどうか? については、あとで詳しくお伝えします。

世界のFAGA治療には何があるか?

このブログでおすすめしたいFAGAの治療に行くまでに、世界の現状を概観しておきましょう。

なぜなら、ガイドラインにプラスできる治療が、その中にあるからです。

まず、一挙にリスト化してみます。

  • ミノキシジル(発毛促進)
    • 2%ミノキシジル外用
    • ミノキシジル内服(0.25 to 2.5 mg/日)
  • LLLT(発毛促進)
  • 性ホルモン調整薬(AGA抑制)
    • フィナステリド
    • デュタステリド
    • スピロノラクトン
    • シプロテロンアセテート
    • フルタミド
    • アルファトラジオール(パントスチン®)
  • ケトコナゾールシャンプー(AGA抑制)
  • PRP療法(発毛促進)
  • マイクロニードリング(発毛促進)
  • 毛髪再生メソセラピー(発毛促進)
  • エビデンスのある育毛剤(パントガールなど)
  • 自毛植毛(植毛)

このようにリスト化すると見えてくるのは、発毛促進の治療は多様であること、AGAを止める性ホルモン調整薬は、複数あることがわかります。

ひとつひとつ簡単に説明していきましょう。

ミノキシジル(発毛促進)

ミノキシジルは、男性AGAの場合と同じく、FAGAにおいても、もっとも基本になる発毛治療です。

外用薬(塗り薬)と内服薬の2通りの使い方があります。

ガイドラインが勧めているのは、男性AGAと同じく外用薬だけですが、実際には内服薬が処方されています。

次を読んでいただければ理解いただけると思いますが、外用薬と内服薬のどちらかを用いても良いと思います。

2%ミノキシジル外用

男性で推奨されているのは、5%ミノキシジルの外用ですが、女性の場合は、1%または2%と低い濃度が推奨されています。

ガイドラインは1%ミノキシジル外用を強く勧めているのは、国内で2%の臨床研究データがないからです。

そして、なぜ5%ではなく2%かというと、海外の研究でFAGAで2%と5%を比較すると、効果に差がなかったからです※。

ミノキシジルの効果は、成長期を伸ばして休止期を短くするとともに、髪の毛を太くします。

また、1cmあたりの毛の増加数(発毛数)は、使用後6~9カ月で、2%ミノキシジルで男性+12.7本、女性+13.18本と男女差はほとんどありません。

5%ミノキシジルでは、男性+18.6本と増加しますが、女性は微増にとどまるようです。

FAGAでも、まずまずの効果と言えます。

1%または2%ミノキシジルは、ぜひ取り入れたいFAGAの基本治療薬です。

ミノキシジル内服(0.25 to 2.5 mg/日)

男性のAGA治療では、ミノキシジル外用薬よりも、ミノキシジル内服薬を勧めるクリニックがほとんどです。

これは、国内だけの傾向ではなく、米国でもAGAにミノキシジル内服薬を使う皮膚科医が増えています。

一方、ガイドラインでは、ミノキシジル外用薬は、男女ともに「強く勧める(A評価)」となっていますが、ミノキシジル内服薬は、男女ともに「行わないよう強く勧められる(D評価)」となっています。

ガイドラインと実際に大きなギャップがあります。

混乱しますね。なぜでしょう?

まず、ガイドラインが出された2017年以降に根拠ができたことが挙げられます。

多施設研究の結果が発表され、5mg以下の低用量ミノキシジル内服薬は、効果が高く安全性にも問題がなかったと報告されたのが大きいです。

実は、ミノキシジル外用薬には2つの問題があります。

  • 皮膚に接触性皮膚炎などの副作用がでると使用できなくなる
  • ミノキシジル外用薬が効きにくい人が存在する

つまり、ミノキシジル外用薬で皮膚がかぶれる人、あるいはミノキシジル外用薬の効果が出ない人に、ミノキシジル内服薬が選択肢になるわけです。

そして、ミノキシジル内服薬の方が、ミノキシジル外用薬よりも効果が高いことが、わかってきたのです。

つまり、外用薬に比べて内服薬の方が、確実に、しかもより効果的に効くわけです。

このため、最初からミノキシジル内服薬を用いるクリニックが多くなりました。

ガイドラインが最も懸念したのは、ミノキシジル内服薬の副作用と思います。

もともとミノキシジル内服薬は、血管拡張作用により血圧を下げる薬として登場しましたので、息切れ、動悸、たちくらみ、むくみなどの、循環器系の副作用が認められる薬だったのです。

しかし、高血圧治療に使われるより低い用量のミノキシジル内服薬は、これらの副作用がほとんどおこらないことがわかってきたので、安心して使われるようになってきました。

5mg/日は、一部の人に副作用が出ますので、0.25~2.5mg/日の低用量が安全性の高い用量と思います。

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LLLT(発毛促進)

LLLTはLow-Level Laser Therapyの略で、日本皮膚科学会も米国のFDAも認めたAGAおよびFAGAの治療です。

効果と安全性はお墨付きです。

効果は、AGA抑制というよりも、ミノキシジルと同様に発毛促進になります。

5%ミノキシジル外用薬と同等の効果を持ちます。

そのうえ、5%ミノキシジルと一緒に使うと、それぞれ単独よりも高い効果を得られます。

FAGAの治療には、2%ミノキシジル外用薬とLTTTを一緒に行うことをお勧めします。

LTTTの詳細や始め方については次のブログを参考にしてください。

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FAGA治療におけるLLLTのメリットとデメリットをまとめます。

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メリットデメリット
米国FDAに認可された信頼性の高い治療である
日本皮膚科学会にも認められている
AGA薬と併用すると相加効果がある
FAGAにも効果がある
副作用は稀であり、あってもマイルドである
お薬より手間がかかる
効果や安全性が不明な機器が多い
あまり認知されていない
FAGA治療におけるLLLTのメリット・デメリット

性ホルモン調整薬(AGA抑制)

ここがFAGA治療で山場かもしれません。

現在、男性のAGA治療は、次の2つの治療を車の両輪のように組み合わせて進めることが推奨されています。

  • AGAによる脱毛抑制=DHT抑制(フィナステリドとデュタステリド)
  • 発毛促進(ミノキシジル、LLLTなど)

ところが、FAGAの場合は、ミノキシジルとLLLTが推奨されていますが、ともに発毛促進薬であり、FAGAの原因に作用する治療が認められていないのです。

FAGAの原因とは、男性ホルモン作用亢進やエストロゲン減少など性ホルモンの変化と考えられています。

つまり、現状では、FAGAの治療は車輪1輪で走らないといけない状態です。

なんとか、男性の様に、原因を抑える治療も使いたいですよね。

そこで、適用外使用(オフラベルOff label)で抗アンドロゲン作用をもつ性ホルモン調整剤が使用されるようになりました。

性ホルモン調整薬と聞くと、怖いイメージがありますね。

FAGAに使われる抗アンドロゲン作用をもつ性ホルモン調整剤は5種類あります。

ここでは、研究論文データベースでの考察と世界の現状を踏まえて、各性ホルモン調整剤の特徴をお伝えします。

フィナステリド

推奨されていないと言いながら、フィナステリドを最初に挙げるのに違和感があるかもしれません。

実際、日本皮膚科学会のガイドラインでも。「行うべきではない」と評価されていますし、米国のFDAもFAGAの治療としては認めていません(男性のAGAには認めている)。

その理由は、

  • フィナステリド1mgをFAGAの女性に1年間使用したランダム化比較試験で効果が認められなかった
  • 妊婦に投与するとDHT の低下により男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼす恐れがあり,妊婦または妊娠している可能性のある女性,授乳中の女性への投与は禁忌である

にもかかわらず、米国やスペインなど海外では、フィナステリド内服をFAGA治療に用いられています。

その理由は、男性で用いられる1mg/日では効果がないことがわかっていますが、それよりも高用量な2.5-5mg/日を用いると効果があることしめす報告が増えてきたからです。

(参考)Female Androgenetic Alopecia: An Update on Diagnosis and Management

しかも、男性ホルモンの量が正常な女性と過多な女性のどちらにも効果が認められました。

このため、閉経後の女性には、上記の用いない2つの理由は無くなります。

わかる限りでは、米国やスペインなど海外では実際に2.5-5mg/日フィナステリド内服が用いられています。

スペインでは、閉経前の女性でも、避妊薬と一緒に使われています。

ただし、フィナステリドと乳がん発症の関係が疑われており、乳がんの家族歴がある人は使わない方が良いとされます。

他の、副作用は、

  • 頭痛
  • うつ
  • 吐き気
  • ホットフラッシュ
  • 性欲減退

(参考)Androgens in women: hormone modulating therapies for skin disease (part II).

日本では、厚生労働省がフィナステリドを女性や小児が用いないように注意喚起をしています。

(参考)ロペシア(PROPECIA)(男性型脱毛症用薬)に関する注意喚起について

健康被害を防ぐためですね。

繰り返しになんりますが、ガイドラインでも「行うべきではない」とされ、厚生労働省による注意喚起もあり、国内ではFAGAにフィナステリド内服を用いているクリニックはほとんどありません。

しかし、FAGAに高用量のフィナステリドが効果があるとする根拠が増えてきている現状では候補の一つにして良いと考えています。

デュタステリド

デュタステリドは、国内では男性AGAの治療薬として認可されています。

意外ですが、デュタステリドが男性AGAの治療薬として認可されているのは、日本と韓国だけです。

もともと前立腺肥大の治療薬とて開発された経緯から、欧米では、販売戦略上の理由で、男性AGA用の認可申請が行われていないためです。

デュタステリドの効果は、フィナステリドよりも高いと考えられていますが、FAGAでも、男性AGAと同じ0.5 mg/日、あるいは、その半分の用量で効果が認められています。

注意点は、いったん服用するとデュタステリドの成分が身体から消えるのに時間がかかることです。

毎日服用し中止した場合、フィナステリドは約4時間で血中濃度が半分になるのの大して、デュタステリドは血中濃度が半分になるのに3週間以上かかります。

このため、海外では、デュタステリドを服用している女性が、妊活を始めるときは、デュタステリド服用中止後6か月後に始めないと、胎児に影響するリスクがあると注意喚起されています。

国内では、フィナステリドと同様に、FAGAの治療には用いられておりません。

スピロノラクトン

フィナステリドとデュタステリドが、国内で用いられない代わりに、よく用いられるのが、このスピロノラクトンです。

結論から言うと、スピロノラクトンはFAGAに効果があり、現在日本国内でもっとも処方されているFAGAの薬です。

フィナステリドとデュタステリドのように胎児の催奇形性はありませんので、閉経前の女性でも安心して使える薬です。

スピロノラクトンはどんなお薬か気になりますね。

ウィキペディアの説明がよくまとまっていますので見てみましょう。

スピロノラクトン (spironolactone) はカリウム保持性利尿薬抗アルドステロン薬)のひとつ。その名の通りスピロ環構造とラクトン環構造を併せ持つ。受容体とアルドステロンとの結合に拮抗することによりK+保持性の利尿作用を示す[1]。主に心不全、肝硬変性腹水、高血圧治療薬としてフロセミドやクロロチアジドと併用される。特に、アルドステロン分泌が異常亢進する原発性アルドステロン症では第一選択の治療薬である。ウィキペディア

つまり、スピロノラクトンは、副腎ホルモンであるアルドステロンが受容体にくっつくのを妨げる作用により、利尿作用を発揮する利尿薬であることがわかりますね。

ところが、アルドステロン受容体とアンドロゲン(男性ホルモン)受容体は構造が似ているため、スピロノラクトンは、アンドロゲンが受容体にくっつくのも妨げる作用も持っています。

このため、抗アンドロゲン作用を持っているのです。

ここに目をつけてFAGAにも試されたのです。

実際、スピロノラクトンは、その抗アンドロゲン作用により、女性で男性ホルモンが過多になって起きる多毛症、ニキビ、不規則な月経、皮脂の過剰分泌(脂漏症)に効果があります。

スピロノラクトンは、女性の多毛症の治療薬としても認可されています。

こうしたことから、男性ホルモン過多になっている女性の薄毛には効果があることがわかってきました。

では、男性ホルモンの量が高くない女性のFAGAには効果があるのでしょうか?

結論からお伝えすると、効果があるとする報告が増えています※。

約8割の女性に効果が認められたとされています。

その効果は、薄毛が改善したのが半分、薄毛の進行が止まったのが半分という結果でした。

男性ホルモンが多くないのに、なぜ効くのかは、まだわからないことが多いのも事実です。

実は、スピロノラクトンは、男性ホルモンの作用を抑える作用以外にも、いろいろな作用があり複雑です。

わかりやすいものを挙げます。

  • 5αリダクターゼを抑制
  • 卵巣と副腎でのステロイド産生を部分的に抑制
  • 副腎で作られる男性ホルモンをエストロゲンに変換する
  • 全身炎症を部分的に抑制

これを含めて、FAGAに効きそうな作用をまとめると

 抗アンドロゲン作用

 副腎で作られるテストステロンをエストロゲンに変換するアロマターゼを活性化する

 5αリダクターゼを抑制

❶は、アンドロゲン、つまり男性ホルモンの作用を抑える働きですので、アンドロゲンが多かったり、その作用が強まって薄毛になっている女性に効果が期待できる作用と言えます。

❷の作用により、主要な男性ホルモンであるテストステロンからエストロゲンへの変換が活発になる結果、テストステロンが減ります。

これも、アンドロゲン過多の場合、有効な作用です。

スピロノラクトンは、男性が服用すると女性化乳房という副作用が出るなど、女性ホルモン作用が知られていますが、この❷の作用によるものと考えられます。

❸は、AGAの薄毛の原因であるDHTの産生を抑えてくれる作用なです。

これは、フィナステリドやデュタステリドが持っている作用と同様です。

これが、男性ホルモン過多でないFAGAに効果がある理由と考えられます。

このように、スピロノラクトンには、男性ホルモン作用が亢進しているいないに関わらず女性のAGAに効く作用を持っていることがわかってきました。

そうすると、今度は、副作用が気になりますね。

これも結論から言うと、どれも対応可能で、使用に支障のないほどの副作用はないと言われています。

  • 月経不順
  • 性欲減退
  • 乳房の痛み
  • 頭痛
  • 体位性低血圧
  • 高カリウム血症

高カリウム血症は症状の重い副作用ですので、通常は採血によりカリウム値をモニターすべきですが、腎臓病を有さない50歳未満の方は、スピロノラクトンにより高カリウム血症になるリスクはないと報告されています。

逆に言うと、腎臓病をお持ちだったり、50歳以上の方は、かならず採血によるカリウム値のモニターが必須です。

スピロノラクトンによるたちくらみ(体位性低血圧)は、「甘草」の飴をなめると防ぐことができるとされます。

月経不順に伴う月経中間期出血は、避妊に使用されるホルモン剤ノメゲストロール(Nomegestrol)などにより治療可能です。

シプロテロンアセテート

スピロノラクトンと同じくらいFAGAに効果があるとされている薬があります。

シプロテロンアセテート(Cyproterone acetate ;CPA)

といいます。

シプロテロンアセテートも、抗アンドロゲン作用を発揮します。

アンドロゲン受容体をブロックするとともに、黄体形成ホルモンと卵胞刺激ホルモンの分泌を抑えることでテストステロンを減らします。

シプロテロンアセテートは、国により扱いが大きく異なります。

シプロテロンアセテートは、女性の多毛症、ニキビ、そして薄毛の治療薬として、EUとカナダで認可されています。

一方、米国では認可されていません。

国内では、認可されていましたが、これも理由が不明ですが、2000年に販売中止になっています。

副作用は、以下のようになります。

  • 性欲減退
  • 月経不順
  • 乳房の痛み
  • 体重増加
  • うつ
  • 吐き気
  • 肝障害
  • 血栓塞栓症

スピロノラクトンとよく似た副作用が多いですが、違いは肝障害と血栓塞栓症です。

ともに、重い副作用です。

肝臓の病気を持っている人は使用すべきではないとされています。

また、血栓塞栓症に関しては、経口避妊薬を飲んでいる人がシプロテロンアセテートを用いると、血栓塞栓症のリスクが高まるとされています。

このように、安全性の面で使いにくいため、国により扱いが異なっているのかもしれません。

フルタミド

実は、ここまで紹介した4つの性ホルモン調整剤よりも効果が高い薬剤があり、それがフルタミドです。

フルタミドも、強い抗アンドロゲン作用を持ちます。

男性ホルモン受容体にテストステロンやDHTが結合するのを妨げます。

国内では、前立腺がんの治療薬として認可されています。

フルタミドは、実際には、世界的にあまり使用されていません。

その理由は、肝障害性があることです。

使用開始4カ月間は毎月採血検査が必要など、使いにくい薬剤と言えます。

アルファトラジオール(パントスチン®)

日本でも製品名パントスチンで知られている薬です。

アルファトラジオールも、5αリダクターゼを阻害して、DHTの産生を抑える作用があります。

ドイツで、女性の薄毛治療薬として認可されています。

では、どれくらい効くかというと、2%ミノキシジルと比較した報告がドイツからあります。

残念ながら、ミノキシジルに比べると効果はかなり弱く、薄毛の進行を遅らせることができる可能性が示唆された程度です。

副作用とては、腹痛、下痢、頭痛、めまい、動悸などが報告されていますが、どれも比較的軽めでした。

弱点としては、英文報告が1報しかなく根拠が弱いことです。

ケトコナゾールシャンプー(AGA抑制)

ケトコナゾールシャンプーは、男性のAGAに効果があることが医学的に証明された唯一のシャンプーです。

週に2,3回シャンプーに使うだけで効果が認められています。

ケトコナゾールは抗真菌剤として開発されましたが、肝障害が強いため内服は行われないようになり、外用での使用に限られています。

ケトコナゾールの外用は、日本皮膚科学会のガイドライン2017で取り上げられ、「行っても良い(C1評価)」と評価されました。

ガイドラインが出された2017年当時は、有効性を示す論文が少なかったのですが、その後増えて、2019年にはDermatologic Therapyという有名な医学ジャーナルに、ケトコナゾールのAGA治療効果に関するシステマティックレビューが掲載されました。

その結果は、ケトコナゾール外用は、フィナステリド内服とミノキシジル外用薬によるAGA治療に追加、あるいは代わりに用いても良いとするものでした。

そして、多くの論文は、ケトコナゾールの塗り薬ではなく、シャンプーの効果を評価していました。

このため、ケトコナゾールシャンプーは、AGAの治療の重要な併用療法に位置付けられています。

問題は、女性で使用した場合の報告がひとつしかないことです。

ですので、FAGAにケトコナゾールシャンプーが効果があることを示す根拠は弱いままです。

効果を否定する論文もないので、おそらく女性では研究が行われていないと思われます。

しかし、ケトコナゾールの作用(下記)をみてみると、性ホルモン調整作用もあり、効いてもおかしくありません。

AGAにおけるケトコナゾールシャンプーの作用

  • DHTの産生と活性をダブル・ブロックする作用
    • 5αリダクターゼを抑制(DHT産生を抑制)
    • DHTの男性ホルモン受容体への結合を抑制
  • 抗炎症作用
  • 抗真菌作用

DHTのブロック効果はダブル効果です。

他にも、抗炎症作用や抗真菌作用など、頭皮環境を整える作用があり、シャンプーとしてぴったりと言えます。

脂漏性皮膚炎を併発している女性は必須のアイテムと言えるかもしれません。

週2,3回の使用で効果があるとされますので、好みのシャンプーと交互に使うことができます。

便利に使えますね。

ただし、国内の薬局では購入できないのが難点です。

海外製品のネット購入か一部のクリニックでの購入になります。

もっと知りたい方は、次のブログを参考にしてください。

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最後に、ケトコナゾールシャンプーのFAGAにおけるメリットとデメリットをまとめます。

メリットデメリット
医学研究でAGAにおける効果が証明されている
シャンプーするだけで効果がある
薄毛予防に使える
AGAではAGA治療薬と併用で効果が高まる
週2,3回で有効なので、好みのシャンプーと交互に使える
好みのシャンプーが週2,3回使えない。
FAGAでの効果を示す根拠が弱い
国内の薬局で購入できない
シャンプーとしては割高である
FAGA治療におけるケトコナゾールシャンプーのメリット・デメリット

PRP療法(発毛促進)

PRP療法は、再生医療の1つです。

耳にしたことがあるかもしれません。

ゴルフのタイガー・ウッズ選手や大リーグで大活躍の大谷翔平選手が膝やひじの怪我を治療するために受けたことで有名です。

ひとことで言うと、「自分の血液で傷んだり病んだ組織を再生する治療」です。

PRPとは、Platelet-Rich Plasma(多血小板血漿)の略語で、難しく感じるかもしれませんが、要するに、濃縮した血小板のことです。

自分の血液の中でも、血小板を使う治療です。

血小板は、組織の再生に有利な成長因子や炎症を抑える因子など、多種多様なたんぱく質を豊富に持っています。

このため、PRP療法は、美容皮膚科、整形外科、形成外科、皮膚科、口腔外科/歯科など広く行われています。

そして、PRPには、毛髪再生力があるとされる成長因子群も多く含まれています。ざっと挙げると次のようになります。専門的なので読み飛ばしても構いません。

スクロールできます
血小板に含まれる成長因子発毛における役割
PDGF(血小板由来成長因子)毛包皮膚幹細胞増殖
血管新生
間葉系幹細胞分裂作用
 FGF(線維芽細胞増殖因子)成長期誘導
血管新生
皮膚線維芽細胞と毛包細胞の細胞分裂作用
 HGF(肝細胞増殖因子)毛包伸長作用
退行期誘導阻止作用
TGF-β(トランスフォーミング成長因子)コラーゲン産生促進など
線維芽細胞と間葉系幹細胞の増殖
毛包形成と成熟
VEGF(血管内皮細胞増殖因子)毛包周囲血管新生
EGF(上皮成長因子)毛包分化における細胞増殖調節、外毛根鞘細胞の増殖と遊走
IGF-1(インスリン様成長因子)発生期の毛包増殖作用
毛髪密度増加作用と毛母細胞死抑制

AGAあるいはFAGAのPRP療法は、この自分の血液を遠心分離して抽出した血小板の濃縮液を頭皮に注入します*。

*このよう頭皮に薬剤を注入する治療を「メソセラピー」といいます。

では、どれくらいFAGAに効果があるか?が気になりますね。

残念ながら、男性のAGAに比べ効果はマイルドとされています。

毛髪数や毛髪の太さに関しては、ミノキシジルの塗ぐすりより弱いが、治療を受けた女性の満足度は、ミノキシジル塗り薬より勝っていたとされます。

そして、PRP療法とミノ塗り薬を併用すると、お互いの効果がより高まることが示されています。

PRP療法は、採血して、その場で遠心分離機にかけて血小板層を抽出するだけなので、その日のうちに注入できます。

幹細胞培養上清液を用いたメソセラピーのような培養の手間が不要でのですね。

また、自分の血液を使うので安全です。

副作用、どれも注入部位の頭皮に起きるマイルドなものばかりです。

  • 一時的な頭皮の腫れ
  • 頭皮のかゆみ
  • 頭皮の圧痛
  • 一時的な出血

PRP療法は、安全性のきわめて高い治療法と言えます。

以上の効果と安全性を踏まえて、PRP療法は以下の様にFAGAの治療におすすめできるものと結論づけられています。

  • PRP療法は、ミノキシジル塗り薬で効果が効果が認められない女性や副作用で継続できない女性にミノキシジルの代わりとして勧められる
  • PRP療法は、ミノキシジルや内服治療に併用して用いることが勧めらる

最後に、男性のAGAでは、いろいろな毛髪再生メソセラピーの有効性が報告されていますが、FAGAの場合はPRP療法だけが、ピアレビュージャーナルに複数の報告がみられ、その有効性と副作用がレビューされていることをお伝えしておきます。

PRP療法の詳細は、下記ブログも参考にしてください。

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女性のFAGAにおけるPRP療法のメリット・デメリットをまとめておきます。

メリットデメリット
自己血を用いること
速くて簡単(採血だけで細胞採取可)
広く行われている
安全性が高い再生医療
AGA薬と相加効果がある
ほとんどが保険適用外であること
効果に個人差がある
複数回の治療が必要
FAGA治療におけるPRP療法のメリット・デメリット

マイクロニードリング(発毛促進)

ご存じの女性が多いことと思いますが、マイクロニードルは、細く短い針が付いたローラーで、皮膚に針穴を付けて、皮膚を活性化させる治療法です。

美容皮膚科で皮膚のアンチエイジング治療やニキビ跡の治療などでなじみが深い治療です。

男性のAGAにも有効であることがわかってきました。

マイクロニードリングにより皮膚の成長因子産生が高まり、肌質の改善や発毛に効果があるとされます。

また、マイクロニードリングは、皮膚に細いチャネルを形成し、美容成分や、AGA治療ならミノキシジルやPRP成分が皮膚の奥まで浸透させる効果があります。

効果はというと、男性のAGAの場合は、多数例のしっかりした臨床研究が行われ、効果が実証されています。

残念ながら、FAGAの場合は、少数例の検討がいくつかあるだけで、根拠は弱いのですが、効果はあると報告されています。

針で刺すというと、痛そうですが心配はありません。

施術後に、赤み、ひりつき、軽い痛みが出ますが、一時的です。

施術の頻度は、月に3回前後で、6か月くらい継続する必要があります。

マイクロニードリング単独というよりも、他のFAGA治療と組み合わせて行うことが推奨されています。

ここまで、AGAまたはFAGAに対するマイクロニードリングのインターナショナルな評価をまとめました。

しかし、実は日本国内では問題があります。

AGAまたはFAGAの治療のためにマイクロニードリングを行っているクリニックがネット検索でもすぐみつからなくなっているのです。

美容皮膚科や皮膚科で肌改善やニキビ跡の治療のためには行われいます。

AGAでも、以前は行っているクリニックがネットですぐ探せました。

なぜかは不明ですが、次に紹介する毛髪再生メソセラピーに切り替えたクリニックが多いからではないかと推測しています。

メリットデメリット
他のFAGA治療に併用できる
安全性が高い
保険適用外である
月数回半年間ほどの治療が必要
日本国内でFAGA治療のために行っているクリニックが少ない
FAGA治療におけるマイクロニードリングのメリット・デメリット

毛髪再生メソセラピー

詳しくは下記ブログに譲りますが、メソセラピーとは、薬剤を皮膚に注入することで治療効果を得る治療の総称です。

そして、毛髪再生メソセラピーは、発毛に関与している成長因子などをメソセラピーで頭皮に投与して発毛力を高める治療です。

前出のPRP療法も、毛髪再生メソセラピーの1つと言えます。

注入する薬剤は、成長因子を豊富に含む美容製品から、幹細胞上清液からつくられた製品など何種類もあります。

男性のAGAに幹細胞上清液などから作られた薬液が、AGAに効果があることは、医学的に証明されています。

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第3のAGA治療|毛髪再生メソセラピーとは何か? 最近、メソセラピーを行うAGAクリニックが多いと思います。 毛髪メソセラピーは育毛成分や発毛成分を直接頭皮に打ち込み発毛を高める治療の総称です。 本当に効果はある...

ところが、困ったことにFAGAで効果があることを示した医学研究の報告が見当たらないのです。

これは、効果が無いということではなく、臨床研究があまり行われていないためと思います。

薄毛治療は、男性AGAが中心なので、FAGAにまで手が回らないのかもしれません。

ちなみに、FAGAに対する毛髪再生メソセラピーで、いくつかの臨床研究結果が報告されているのが、先述のPRP療法のみです。

では、実際はどうなんでしょう?

発毛環境には性ホルモンの状況が影響し男女差があるとしても、発毛自体は共通する部分が多いと思いますので、女性にも毛髪再生メソセラピーは効果がある可能性が高いと思います。

ただし、高い費用のかかる治療ですので、根拠が希薄なまま、毛髪再生メソセラピーを選ぶのは冒険と言わざるをえません。

女性の薄毛の治療全体を見渡してみて、優先順位をつけて、自分は毛髪再生メソセラピーを選ぶかどうか考えるのが良いかと思います。

この女性の薄毛における毛髪再生メソセラピーの位置づけは、他のブログでも追及したいと思います。

メリットデメリット
日本国内で積極的に取り組んでいるクリニックが多
男性AGAでは高い効果が示されている
内服薬のような全身の副作用が乏しい
保険適用外である
高額な治療費がかかる
FAGAにおける効果の根拠が手薄
FAGA治療における毛髪再生メソセラピーのメリット・デメリット

エビデンスのある育毛剤(パントガールなど)

育毛剤は、髪のサプリメントとも言えます。

ネットで見ると、育毛剤には次のような効果が期待できるとされています。

  • 抜け毛を予防し、生えている髪の毛を育てる
  • 髪のボリュームアップ
  • ハリやコシの増加
  • フケやかゆみの防止
  • 健康な髪の毛の維持

薄毛の治療という目的から見るとあいまいな表現が多いですね。

育毛の作用としては、

  • 頭皮の環境を整える
  • 頭皮の血行促進

などが謳われています。

このような効果は、健康な髪を維持するのには有効と思いますが、AGAなどで薄毛が進行しているのに対して、どこまで効果があるかは疑問です。

しかも、育毛剤は、多種多様で、玉石混交です。

「どれを選べばよいかわからない」というのが正直なところじゃないでしょうか?

そんな育毛剤の中にも、臨床研究が行われて効果が示されているものとそうでないものがあります。

ただし、医薬品ほどしっかりした研究ではないし、報告数も少ないです。

それでも、何の根拠もないものよりは良いと言えます。

興味深いことに、良いと評価されている育毛剤には、国内と海外で顔ぶれが全く異なることです。

まず国内では、日本皮膚科学会のガイドライン 2017 年版が取り上げている育毛剤成分が、弱い根拠を持っているので注目しても良いでしょう。

日本皮膚科学会ガイドライン2017が「行ってもよい(C1評価)」とする育毛成分

  • アデノシン
  • ケトコナゾール
  • カルプロニウム塩化物
  • t-フラバノン
  • サイトプリン・ペンタデカン

(参照)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

ただし、このなかでも根拠の差が大きいです。

先述しましたが、ケトコナゾールは、このガイドラインが出された後に臨床研究が進み、2019年にはシステマティックレビューが掲載されるなど国際的に評価が高い育毛成分です。

各成分の詳細は、下記のブログで説明していますので参考にしてください。

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次に、海外で認められている育毛剤です。

どれも、Systematic Reviewという、2番目にエビデンスレベルの高い論文で効果の可能性があるとされたものです。

  • パントガール(Pantogar)
  • ビビスカル (Viviscal )
  • ノーキリン(Nourkrin)
  • ニュートラフォル(Nutrafol)
  • ラムダピル(Lambda Pil)
  • キャプサイシンとイソフラボン
  • リンゴ由来のニュートラシューティカル
  • 亜鉛
  • パンプキンシードオイル
  • トコトリエノール
  • omegas 3 and 6 with antioxidants
  • total glucosides of paeony and compound glycyrrhizin tablets

(参照)Evaluation of the Safety and Effectiveness of Nutritional Supplements for Treating Hair Loss: A Systematic Review

多いですね。

聞いたことがある成分もありますね!

選択肢が多いのは、喜ばしいことですが、どれから試せばよいかわからないですね。

最近、FAGA治療を標榜するクリニックで比較的よく用い圧れているのが、パントガール(Pantogar)です。

パントガールをネットで検索すると、多くの上位記事は次のように説明しています。

パントガールは、ドイツで有効性が検証され、世界で初めて「薄毛・抜け毛の効果と安全性」が認められた女性のための薄毛治療内服薬です。

一見、お薬のように読めますが、中身はサプリメントです。

1つの育毛成分ではなく、複数の育毛成分を含んだサプリメントです。

ただ他と一線を画している点は、有名な製薬会社「メルク社」が開発し、臨床治験を行い、女性の薄毛に効果があることが示されていることです。

おそらく、女性の薄毛治療に、男性のような決定打がないために、女性での有効性を調べたのだと思います。

成分は、下記の通り、頭皮に栄養を行き渡らせて頭皮環境を整える成分が複数入ったサプリメントです。

成分特徴
パントテン酸カルシウム・ビタミンB群の一種
・副腎皮質ホルモンの合成を促してストレスへの抵抗力を向上
・ビタミンCの働きを助けて健康な髪や肌を維持する効果
ビタミンB1・頭皮の環境を整える
薬用酵母・ビタミン、アミノ酸、ミネラル、酵素等を豊富に含む
ケラチン・毛髪の主成分
・髪、爪、皮膚の角質層を構成するたんぱく質
L-シスチン・ケラチンを構成するアミノ酸として髪や爪に多く含まれる
・抗酸化作用やターンオーバーを促進する作用が見込まれる

パントガールの副作用は次のように報告されています。

腹痛、下痢、めまい、頭痛、動悸、胸やけ

ただし、パントガールの効果は、他の施設からの報告がなく根拠が強いとは言えません。

パントガールだけではなく、上のリストの成分を含んでいる独自の育毛剤を提供しているAGAクリニックが多いです。

受診したときに育毛剤を勧められたら、その育毛剤が含む成分を、ここで挙げた成分と比較してみてはどうでしょうか?

各成分の詳細は、別のブログで語ります。

自毛植毛(植毛)

薄毛の女性で植毛を考えている人は多くはないと思います。

しかし、いろいろ治療を試したけど効果が得られずに苦しんでおられる女性にとっては、すがりたくなる治療と言えます。

まず、男性と女性では自毛移植の位置づけが異なること、女性の場合は十分な診断に基づいて適応を決める必要があることをお伝えしたいと思います。

日本皮膚科学会のガイドラインでも女性型脱毛症における自毛植毛は1ランク低く評価されています。

  • 男性型脱毛症には自毛植毛術を行うよう勧める(B評価)
  • 女性型脱毛症には自毛植毛術を行ってもよい(C1評価)

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版より

この評価が異なる理由は、はっっきりと述べられていませんが、「2015 年度において世界全体で397,048 件(男性84.7%,女性15.3%)の自毛植毛術が実施されている」と述べているところから、施術実績の多い少ないからの判断かもしれません。

しかし、実はしっかりした理由が存在し、男性との違いを理解せずに盲目的に自毛植毛へ進むのは危険です。

なぜかを説明します。

まず、なぜ男性が自毛植毛に向いているかを説明します。

  • 男性の薄毛の大部分がAGAである
  • AGAは生え際、前頭部、頭頂部に決まったパターンの薄毛が進行する
  • AGAでは、後頭部と側頭部はAGAの影響をほとんど受けない
  • 男性のAGAは、フィナステリドまたはデュタステリドというAGAの進行を止める確実な治療がある
  • AGAでは生え際から薄毛が始まるため、生え際の薄毛にAGA治療薬が効きにくい

まず、いちばん重要なことは、男性の後頭部の毛髪はAGAの影響を受けにくいため、後頭部の毛髪を植毛しても生着した毛はAGAにならないことです。

つまり、植毛した毛は、太さを保ちながら、ずっと生え続けてくれるわけです。

次に重要なのは、男性のAGAは、フィナステリドまたはデュタステリドがよく効き、今残っている毛髪を保つことができることです。

そして、男性の場合はAGA薬が充実しているのですが、それでも何度も脱毛を繰り返し、毛包のミニチュア化が強く進んでしまった毛は太くはなりません。

その最たるものが、AGAが始まる生え際なんですね。

つまり、AGA薬で治らない部位があるから、自毛植毛の確固とした立ち位置が存在します。

次に、女性になると、それぞれの事情ががらっと変わります。男性と比較してご覧ください。

  • 女性の薄毛の原因は多種多様
  • FAGAは前頭部の髪の毛がびまん性に薄くなるパターンが多い
  • FAGAでは、後頭部と側頭部の毛髪もAGAの影響を受ける
  • FAGAは男性ほど薄毛の進行を止めることができることが確立された治療薬がない

まず、女性の薄毛の原因が多種多様ということは、原因に応じて経過も異なることになります。

自然に治る脱毛症に自毛移植をしたら逆に濃くなってしまいます。

自毛移植をすると悪化する脱毛症もあります。

中には、牽引性脱毛症のように自毛植毛の良い適応がある場合もあります。

女性の場合は、男性以上に、最初の診断が重要になります。詳しくは、次のブログを参照ください。

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次に、これがいちばん問題ですが、FAGAの場合、後頭部の毛髪がAGAで薄毛になる可能性があります。

このため、せっかく植毛して生着した毛がAGAの影響を受けて細っていく可能性があることになります。

これをどう見分けるか?

詳細は、別のブログでお伝えします。

もう一つ、大きな問題は、FAGAの治療薬で進行を止めることができたら問題ないのですが、お薬を飲んでも進行した場合、植毛した部分は黒々と生え、その周囲が薄くなっていくという不自然なパターンになる恐れがある点です。

ここまで読むと怖くなられたかもしれませんが、あくまで盲目的に自毛移植に進むのではなく、しっかり検査と診断を受け、リスク評価をしたうえで、決めていただきたいがための説明です。

自毛移植が成功して、薄毛の悩みから解放された女性も大勢いらっしゃいます。

後悔を生まず、適応がある場合、どうすれば満足を得る自毛移植を受けられるのか?

別のブログで考えてみたいと思います。

アルファトラジオール(パントスチン®)

(まとめ)現時点でおすすめできるFAGAの治療

治療は次の❶と❷の併用が基本と考えてください。

  • FAGAの進行を抑える治療
  • 発毛効果がある治療

男性のAGAは、❶「フィナステリドまたはデュタステリドの内服薬」+❷「ミノキシジル外用薬または内服薬」というゴールデンスタンダードがあります。

残念ながら、FAGAの治療は、❷のゴールデンスタンダードはありません。

だからこそ、次の視点でチェックして取り入れる治療法を決める必要があると思います。

  • どの程度の根拠があるのか?
  • どの程度の効果なのか?
  • どの程度の副作用があるか?
  • 治療の組み合わせをどうするか?

ここからは、個人的なアドバイスになります。

根拠と作用機序を考慮に入れて優先順位をつけて選択していきます。

治療を組み合わせるという意識も重要です。

その際は、相加効果があるかを重視します。

まず、1%または2%ミノキシジル外用薬は、男性のAGAほどではありませんが、効果が実証されています。

ガイドラインでもFAGAに唯一のA評価をしています。

これは必ず取り入れましょう。

万が一、効果が感じられなかったり、頭皮トラブルがでた場合は、ミノキシジル内服を選択するのが良いでしょう。

ミノキシジル内服は、ガイドライン2017ではD評価ですが、ガイドラインが出た後に、報告があいつぎ効果と安全性の根拠が増えています。

ミノキシジル内服は低用量であれば、全身の副作用がほとんどなく、問題なく使えることがわかったのです。

詳しくは、下記ブログを参考にしてください。

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次に、赤い光治療(LLLT)も取り入れたい治療です。

ミノキシジルと併用することで、それぞれの単独使用よりも効果が高まることがわかっていますので、「ミノ」+「LTTT」は良い組み合わせです。

ただ、LTTT装置は、類似品が多く効くかどうかわからない装置が多いので気を付けていただきたいと思います。

詳しくは、下記ブログを参考にしてください。

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ミノキシジルもLLLTも発毛力を高める治療であり、併用すると効果がより高まりますので、❷の発毛治療はこれでかなり強化されました。

次に考えるべきは、進行性の病気であるFAGAの原因に作用して進行を止める❶の治療の選択です。

男性の場合なら、フィナステリドまたはデュタステリドが、よく効きます。

正直、FAGAの場合は、男性AGAにけるフィナステリドまたはデュタステリドのような決定打がありません。

でも、あきらめず、FAGAを抑制する効果が期待できる性ホルモン調整剤をみて探してみましょう。

どれも効果と安全性を示す論文がでてきています。

オフラベル(適応外使用)になります。

  • フィナステリド
  • デュタステリド
  • スピロノラクトン
  • シプロテロンアセテート
  • フルタミド
  • アルファトラジオール(パントスチン®)

選ぶときには、

  • 閉経前の女性
  • 閉経後の女性

に分けて選ぶことが重要です。

閉経前の女性

閉経前の女性は、妊娠の可能性があるため男児の性器形成に影響を与えるフィナステリドやデュタステリドは基本的には用いることができません。

海外では、避妊しながらフィナステリドやデュタステリドを使うこともあります。

その場合は、薬を止めれば1日でほとんど効果が無くなるフィナステリドが良いと思います。

しかし、実際は、国内では、避妊してまで閉経前の女性にフィナステリドやデュタステリドを処方するクリニックは無いと思います。

そこで、他の性ホルモン調整剤のなかから選ぶわけですが、これまでの論文報告を精査してみると、効果が順番がみえてきます。

フルタミド>スピロノラクトン=シプロテロンアセテート>>アルファトラジオール(パントスチン®)

となります。

このなかで、国内のクリニックが使っているのは、スピロノラクトンかパントスチン®です。

安全性の高さが理由と思われます。

いちばん効果が高いフルタミドは、肝障害のリスクがあり、使用開始4カ月間は毎月採血検査が必要など、使いにくい薬剤で敬遠されているようです。

シプロテロンアセテートは、フルタミドほどではないにしても肝障害のリスクがあり、他に経口避妊薬使用中の女性で血栓塞栓症のリスクがあります。

スピロノラクトンかパントスチン®の副作用は比較的軽微なものばかりであることが、国内で使うクリニックが多い理由と考えられます。

パントスチン®の効果は低いため、スピロノラクトンの方がベターでしょう。

閉経後の女性

妊娠の可能性がないため、フィナステリドやデュタステリドを使用することができます。

ところが、FAGAの女性にフィナステリドやデュタステリドを処方するクリニックは少ないのが現状です。

ガイドラインの影響が強いと思われます。

ガイドライン2017が出た当時、フィナステリド1mgではFAGAに効果がないという報告が多かったことと、胎児への影響を危惧したためと思われます。

しかし、その後2.5-5mgの高用量フィナステリドがFAGAに効果があるという論文があいつぎ、「効果がない」という根拠は崩れました。

あとは、胎児への影響だけが問題として残るわけですが、閉経後の女性なら、問題がないことになります。

実際、海外では、FAGA治療に用いられる薬剤のひとつとなっています。

こういうわけで、閉経後の女性の場合は、高用量フィナステリドまたはデュタステリドが選択肢に入ります。

フィナステリドとデュタステリドのどちらが良いかも気になりますが、FAGAではフィナステリドが圧倒的に多いので、まずフィナステリドを使う方が良いでしょう。

そして、閉経前に女性に選んだスピロノラクトンとの2択になると思います。

つまり、

フィナステリド VS スピロノラクトン

の選択になります。

両者の効果を比べた論文はありません。

副作用では、どちらも使用に耐えないような副作用は報告されていません。

ひとつ違うとすれば、フィナステリドやデュタステリドの副作用は、オンライン診療でも把握可能なものばかりですが、スピロノラクトンは50歳以上の人は高カリウム血症のリスクがあり、定期的な採血によるカリウム値のフォローが必要な点でしょうか。

結論を言うと、現時点では、どちらでも使ってみて気になる副作用もなく、効果があればそれでよいと思います。

また、両者の比較に関する新たな論文の報告が出れば、このブログでフォローしてアップデートいたします。

以上で、❶進行予防❷発毛促進の2つをカバーできたと思います。

さらに、やれることは何でもやりたいという人、あるいは、今おすすめした治療で満足とまではいかない結果だった人が、追加する治療として何があるでしょうか?

お手軽なものを挙げます。

  • ケトコナゾールシャンプー
  • エビデンスのある育毛剤

まず、ケトコナゾールシャンプーはおすすめです。

AGAに効果があることは証明済みで、過剰皮脂により悪化した頭皮環境を整えてくれるという他にないとメリットもあります。。

また、エビデンスのある育毛剤を追加するのも良いでしょう。

ただ、種類が多いので、選択や入手方法に迷いますよね。

これに関しえてゃ、別のブログで詳細にお伝えします。

次は、費用と手間がかかる治療ですが、内服や塗り薬の効果に満足できない人が、選べる有効な選択肢になります。

  • PRP療法(発毛促進)
  • マイクロニードリング(発毛促進)
  • 毛髪再生メソセラピー(発毛促進)

お値段が高い治療もありますので、最初から飛びつかず、内服薬や塗り薬の効果を最低6か月は確認してから検討した方が良いかと思います。

参考ブログを挙げておきます。

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自毛植毛(植毛)は、適応がある人は確実な効果がありますが、適応がない場合がかなりあるので、きちんとした診断をしてくれるクリニックを選びましょう。

これに関しても、別のブログで詳しく解説したいと思います。

ここまでお話しした現時点でのFAGAの治療法の取り入れ方をまとめます。

ベース治療

  • 【必須】1%または2%ミノキシジル外用薬
    • 【代替】低用量ミノキシジル
  • 【推奨◎】赤い光治療(LLLT)
  • 【閉経前推奨○】スピロノラクトン
  • 【閉経後推奨○】高用量フィナステリド または スピロノラクトン

補強治療(予算に応じて)

  • 【推奨○】ケトコナゾールシャンプー
  • 【推奨○】エビデンスのある育毛剤
  • 【推奨○】PRP療法(発毛促進)
  • 【推奨○】マイクロニードリング(発毛促進)
  • 【推奨○】毛髪再生メソセラピー(発毛促進)
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この記事を書いた人

薄毛に悩んで30年の医師です。同じように薄毛に悩む世の男性の役に立ちたいと思いブログを開設しました。AGAの正しい情報をわかりやすくお伝えするブログをめざします。私の長いAGA治療歴と失敗から得られた経験をお伝えしたいと思います。同時に、世界のAGA論文を紐解き、最近の正確な情報をベースに記事をつくります。

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