増毛くん最近、メソセラピーを行うAGAクリニックが多いと思います。



毛髪メソセラピーは育毛成分や発毛成分を直接頭皮に打ち込み発毛を高める治療の総称です。



本当に効果はあるのでしょうか?



結論から言いますと、最近の毛髪メソセラピーはかなり効果が期待できます。



効果がないという記事を読んだことがあります。



毛髪メソセラピーは国内では2000年代に徐々に始まり、当初はビタミン類、ミネラル、アミノ酸など頭皮環境を改善するさまざまな成分が用いられていましたが、効果ははっきりしませんでした。



その後、AGA治療薬が使えるようになると、ミノキシジルやデュタステリドを加えたメソセラピーが行われるようになり、一定の効果が認められるようになりましたが、劇的な効果ではありませんでした。
- Mesotherapy With Dutasteride for Androgenetic Alopecia: A Retrospective Study in Real Clinical Practice
- Excellent response to mesotherapy as adjunctive treatment in male androgenetic alopecia
- Comparative study between mesotherapy and topical 5% minoxidil by dermoscopic evaluation for androgenic alopecia in male: A randomized controlled trial



最近は、さまざまな成長因子が発毛に重要な役割をしているという医学的知見に基づいて、種々の成長因子や幹細胞上清が用いられるようになり、ようやく明らかな効果が報告されるようになっています。



だから、毛髪メソセラピーを導入するクリニックが増えているんですね。



成長因子群は、毛包の幹細胞に働いてAGAで低下している発毛を改善させるため、毛髪再生メソセラピーという言葉も使われます。



薄毛が強く速く効果を出したい方や今までの治療で効果がいまひとつの男性が選べる第3の選択肢になっています。
第3のAGA治療「毛髪再生メソセラピー」の対象となる方
- 可能な限り高い効果を求める方➡毛髪再生メソセラピー+デュタステリド内服+ミノキシジル内服
- 薄毛が強い方、不安が強い方に多いと思います
- 可能な限り早く効果を出したい方➡毛髪再生メソセラピー+デュタステリド内服+ミノキシジル内服
- AGA薬では半年以上時間がかかることが多いと知って、より早い効果を求める方
- AGA薬を使って半年になるが、まだ十分効果が実感できなかったり、期待していたほど効果が感じられない方
- 一生内服薬を飲むのに不安のある方
- EDが気になりだした方
- 高血圧の内服を始めた方
- 副作用が出てAGA薬を止めたい方
- ミノキシジルの塗り薬で皮膚トラブルが出た方
- EDなど性行為に変化が生じた方
- むくみや動悸、息切れが出た方



クリニックにより、いろいろなメソセラピーがあって混乱してます。



注入する毛髪再生成分の違いや、注入法の違いなどクリニックによりさまざまです。



また、web上に情報が十分に開示されていないクリニックもまだまだ多いこともあって、選ぶのがたいへんと思います。



ここでは、毛髪メソセラピーを整理して、クリニックを選ぶ着眼点を考えてみましょう。
そもそもメソセラピーとは何か?



1952年に、フランスの医師ミシェル・ピストール先生がメソセラピーを考案しました。



最初はリウマチや関節炎、スポーツ外傷などの治療方法として用いられていました。



その後、美容やAGAの治療として広まりました。



広い治療を指す言葉だったんですね。



内服薬は身体の中から、外用薬は皮膚から有効成分を投与することは皆さんご存じですが、皮膚の中へ投与する治療であるメソセラピーは、なじみが薄いと思います。



まとめておきましょう。
メソセラピーのヒストリー
“Mesotherapy”という用語は、ギリシャ語の単語 “mesos” から派生しています。”Mesos” は「中間」または「中央」を意味します。
皮膚は表皮と真皮からなり、表皮は外胚葉、真皮は中胚葉から発生します。中胚葉は英語で”mesoderm”です。すなわち、メソセラピー(Mesotherapy)は、治療薬を真皮に注入する治療ということです。
メソセラピーは、リウマチや関節炎やスポーツ外傷などの治療方法としてフランスの医師Michel Pistorによって1950年代初頭に開発されましたが、今では、疼痛管理、皮膚再生、セルライト削減、肥満治療、アンチエイジング治療など、さまざまな目的で使用されています。
なぜ毛髪再生メソセラピーが必要とされるのか?



なぜ毛髪再生メソセラピーが求められているのですか?



今現在のAGA治療だけでは十分でないと考えられているからです。
現状の内服薬と塗り薬の限界
- 効果はあるが満足感が十分ではない人がいる
- 効果が目に見えて現れるのに時間がかかる人が多い
- 副作用のリスクがある



私の経験ですが、ミノキシジルの塗り薬はあまり効果を感じることができませんでした。



ミノキシジル内服薬とフィナステリドを併用するとかなり効果を感じることができました。



しかし、大満足かというとそうとは言えません。頭頂部が上から照明に照らされると頭皮が透けて見えるなど不満はあります。



センター分けはできません。



100点じゃないのですね。



70点くらいでしょうか。



効果はあるけど不満は残るということですね。



もっと強い効果のある治療があればというのが本音で、私も毛髪再生メソセラピーを受けたいと思っています。



また、効果を感じるのに6か月~1年と時間がかかる方が多いのも問題です。



早く薄毛を治したい人には辛い時間ですね。



私は1%ミノ塗り薬が効かなかったので、プロペシアが発売開始になった時から、しばらくプロペシアだけ使っていました。



効果をはっきり感じるのに、やはり1年以上かかりましたね。



その頃は毛髪メソセラピーはあまり行わていませんでしたが、仮に今私がAGA治療を始めるのなら、成長因子を用いた毛髪再生メソセラピーとAGA薬を併用して、増毛を速めて、満足いく毛量になったらAGA薬で維持していく戦略をとるかもしれません。





副作用の問題もあります。



AGA薬の副作用であるEDや循環器系の副作用は頻度は低いものの、もともと年齢とともに増える病気であるため、飲み続けることに抵抗を感じる人も多いようです。



その点、毛髪再生メソセラピーは頭皮の内出血などの一時的な局所の副作用はありますが、身体の副作用は想定されていませんので安心です。





ここで、AGA薬を用いたAGA治療の現状を2つのアプローチに分解してみてみましょう。
【今までAGAの治療アプローチ】
- DHTを減らし早期脱毛を防ぐ(フィナステリド、デュタステリド)
- 毛母細胞を増やし発毛力を高める(ミノキシジル外用薬、ミノキシジル内服薬)



薄毛が軽い場合は、❶のフィナステリドやデュタステリドだけでも十分効果がある場合が多いですが、進行した薄毛の場合に十分な効果を得るためには、❶だけでなく❷の発毛力強化が重要になってきます。



AGA治療でもっとも重要になってくるのは、太い毛、つまり硬毛をどれだけ増やすことができるかです。



硬毛を増やす効果が高いのがミノキシジルなのですが、ミノキシジルにはいくつか問題があります。



どんな問題ですか?



次の2つです。
ミノキシジルの問題点
- ミノキシジル外用は効果が低いうえ、一部効果がない男性がいる
- ミノキシジル内服薬の十分な効果のある5mg~10mgの用量で心血管系の副作用リスクがある



ミノの塗り薬は、フィナ、デュタ、ミノタブに比べても、もともと効果が弱いうえに、一部の男性は頭皮に「硫酸転移酵素」が少ないため効きにくいのです※。





じゃあ、強い発毛を望むならミノの飲み薬になりますね。



2017年の日本皮膚科学会ガイドラインで「ミノキシジルの内服を行うべきではない(D)」と判定されているのにもかかわらず、実際には広く使用されるようになっているのは、そのためです。



それが第2の問題につかがります。



つまり、効果と副作用が用量依存性であることとです。



私の経験になりますが、ミノキシジル10mgを内服していた時がもっともふさふさして満足していましたが、足のむくみや階段での息切れや立ち眩みが始まり不安な思いをしました。



心配した家族に止められ、今は2.5mgに減らして副作用は感じなくなりましたが、効果も落ちました。





じゃあ、❷に関しては、ミノキシジルだけでは治療法が十分とは言えないわけですね。



ミノキシジル以外の発毛を高める選択肢が欲しいところなのです。



そして、1990年に毛包のバルジ領域に幹細胞が発見されて以来、幹細胞による発毛メカニズムに関する医学研究が進み、幹細胞治療の発展とともに、毛包幹細胞に働きかけて発毛力を高めるメソセラピーが進展してきました。





ミノキシジルは高血圧薬として創薬され、たまたま発毛力があることが発見されました。



しかし、その作用機序は、VEGFなどの成長因子の誘導、血流改善、抗アンドロゲン作用、Wnt/β-cateninシグナルの発動などが言われているものの、まだはっきりしません。



それに対して、最近の毛髪再生メソセラピーは、成長因子や幹細胞上清、さらには幹細胞そのものを使って、毛包幹細胞を活性化させるという発毛のターゲットをねらった治療といえます。



期待大ですね。



毛髪再生メソセラピーでAGAの治療はどう変わりますか?
【これからAGAの治療アプローチ】
- DHTを減らし早期脱毛を防ぐ(フィナステリド、デュタステリド)
- 毛母細胞を増やし発毛力を高める(ミノキシジル外用薬、ミノキシジル内服薬、+メソセラピー)



いろいろな使い方が考えられます。



まず、飲み薬に抵抗感がある人は、ミノキシジルの塗り薬と毛髪再生メソセラピーという選択ができます。



何十年も同じ薬を飲み続けるのは確かに不安です。



逆に、早く効果を出したい方は、すべて行うという手があります。つまり、フィナステリド内服薬1mgとミノキシジル内服薬2.5mgまたは5mgを服用しながら、毛髪再生メソセラピーを併用するということです。



ミノキシジル内服薬の副作用を気にする方は、フィナステリドまたはデュタステリドと毛髪再生メソセラピーという選択があります。



EDになる副作用が気になる方は、ミノキシジル内服薬低用量(2.5mgまたは1.25mg)と毛髪再生メソセラピーという選択もあるでしょう。



あるいは、フィナステリドまたはデュタステリドとミノキシジル塗り薬または内服薬という併用を行い、副作用が出たり、気になったりしたら、どちらかを中止したり、用量を減らして、その分落ちる効果を、メソセラピーでカバーするという考え方もできます。



AGA治療の自由度が高くなりますね!
国内で行われている毛髪メソセラピーを選ぶ2つのポイント



毛髪メソセラピーは高額な治療なので慎重に選びたいと思いますが、いろいろありすぎて、選ぶのが難しいです。



次の2つのポイントで見ていくと良いでしょう。
毛髪メソセラピーを選択するポイント
- どんな成分を打ち込むのか?
- どのような方法で打ち込むのか?
どんな成分を打ち込むのか?



クリニックによって異なる多種多様な成分が使われているため混乱してしまいます。



できるだけわかりやすく整理します。



まず、成長因子に着目してください。



現在の毛髪メソセラピーは、成長因子群を中心として、そこへAGA薬やさまざまな育毛成分を加えたものがほとんどです。



言い換えると、成長因子群で確かな発毛効果を発揮して、AGA薬や育毛成分で発毛を後押しするというイメージです。



さらに最近では、細胞間伝達物質の「エクソソーム」が発毛を高めるとされ注目されています。
毛髪メソセラピーで使われる成分
主役(発毛力強化)
成長因子群(+エクソソーム)
脇役(発毛環境強化)
AGA薬
育毛成分



それぞれみていきましょう。
成長因子とエクソソーム~基礎知識



基本中の基本ですが、生命は細胞からできています。



人の細胞は孤立して生きていくことはできず、細胞同士が連絡を取り合い役割分担を行い、さまざまな組織や臓器を形成し生命活動を営んでいます。



そして、細胞と細胞の間の情報通信を行う方法には主に2パターンあることがわかってきました。



ひとつは以前から知られている成長因子、サイトカイン、ホルモンなどのたんぱく質です。



もうひとつは、最近明らかになってきたエクソソームです。
細胞間の情報通信の方法
- タンパク質:受容体に結合して機能する
- 成長因子とサイトカイン:近隣の細胞に特定の情報を送る
- ホルモン:遠くの細胞に特定の情報を送る
- エクソソーム:細胞内に取り込まれて情報を伝える
- 近隣の細胞に情報のセットを送る





成長因子、サイトカイン、ホルモンは、細胞表面に出ている受容体に結合して、その受容体が持つ特定の作用をします。



つまり、鍵のようなもので、結合する受容体のもつ特定の作用を起動させます。



一方、エクソソームは、空洞のある小さな粒子からなり、中にRNAやDNA、たんぱく質などのさまざまな情報伝達物質を含み、直接細胞の中に届けます。



つまり、いろいろな情報を一気に伝えられるという意味で、USBドライブのようなものです。



幹細胞は常に古くなったり、ケガや病気で傷んだ細胞の代わりに新しい細胞を供給して生命を維持していますが、幹細胞の精密な働きを成長因子群とエクソソームが二刀流でコントロールしています。



この成長因子とエクソソームは再生医療で重要視されており、実際に、美容皮膚科や歯科AGA治療にも向いていて、毛髪再生メソセラピーとして行われるようになりました。



成長因子とエクソソームは、特に幹細胞に働きかけて毛包幹細胞から髪をつくる毛母細胞までの分化・増殖プロセスをコントロールしていると考えられています。



AGAの方の毛包は幹細胞は正常だが、前駆毛母細胞に分化できないと考えられています。



成長因子とエクソソームを用いて、この幹細胞から始まる発毛プロセスを活性化させようとするのが毛髪再生医療の柱の一つです。


成長因子とエクソソーム~発毛における役割



種々の成長因子とエクソソームが有効な発毛効果があることがわかってきています。



もともとは、毛髪再生医療の研究の中で間葉系幹細胞※が毛髪再生力が高いことで知られていました。
- 間葉系幹細胞は、骨芽細胞、脂肪細胞、筋細胞、軟骨細胞などさまざまな中胚葉系の細胞に分化できるのみならず、内胚葉系の内臓組織や外胚葉系の神経などの細胞にも分化できるなど幅広い分化能を持っています。その上、成人の骨髄、脂肪組織、歯髄などから比較的容易に得ることができます。このため間葉系幹細胞は、再生医療で利用価値の高い幹細胞として実用化が始まっています。(間葉系幹細胞の利用価値より改変。)



そして、間葉系幹細胞を細胞培養して得られる上澄み液にも間葉系幹細胞と匹敵する、あるいは上回る組織再生力があることがわかってきました。



この培養上清液の再生力を持つ因子として成長因子とエクソソームと考えられているのです。



この2つの因子が協働して毛包幹細胞が髪になる毛母細胞を供給するための増殖と分化のプロセスを駆動していると考えられています。





このように再生力をもつ成長因子やエクソソームを抽出してする技術が発展し、BENEVやHARG+など優れた再生医療用製品が生まれのです。



製品は、一定の品質を保つことができるため、毛髪再生メソセラピーを行うクリニックが増えてきました。



製品があるんですね。



一方では、患者さんの血液や脂肪細胞から成長因子やエクソソームや幹細胞を抽出して使うオーダーメイドな毛髪再生メソセラピーを行うクリニックもあります。



用いている成長因子の内容でクリニックが提供する治療を分類するのがわかりやすいと思います。



ただし、何の成長因子を用いているかをweb上で開示していないクリニックがあります。



ユーザーフレンドリーでないですね。



無料カウンセリングを受けないと教えてもらえませんので、メソセラピーの内容を見てカウンセリング先を選べないのは不便ですね。
国内の毛髪再生メソセラピーを分類してみると



では、国内の毛髪再生メソセラピーを分類してみましょう。
毛髪再生メソセラピーで用いられている因子による分類
- 成長因子製品
- BENEV
- HARG+(エクソソーム含有)
- オリジナル成長因子製剤
- オーダーメイド
- 幹細胞培養上清
- PRP療法
- 幹細胞移植


成長因子メソセラピーの比較
製品 BENEV GF Hair Care Complex PLUS | 製品 HARG+療法 (ASCE+) | オリジナル 幹細胞上清製剤 | オーダーメイド 幹細胞培養上清 | オーダーメイドPRP療法 | オーダーメイド 幹細胞移植 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 成長因子 | 10種 | 10種以上 | 豊富 | 豊富 | 豊富 | 持続分泌 |
| 成長因子選別 | 選別あり | 選別あり | 選別なし | 選別なし | 選別なし | 選別なし |
| エクソソーム | 不明 | 100億個 | 豊富 | 豊富 | あり | 持続分泌 |
| 由来 | ヒト包皮線維芽細胞 | ヒト脂肪幹細胞 | ヒト乳歯歯髄由来幹細胞 | 自己脂肪細胞 | 自己血 | 自己脂肪細胞 |
| 成長因子到達確実性 | 確実 | 確実 | 確実 | 確実 | 確実 | 不明 |
| 投与回数 | 多数回 | 多数回 | 多数回 | 多数回 | 多数回 | 1回 |
| 製造 | 米国 | 韓国 | 国内 | クリニック | クリニック | クリニック |
| 成分・製法情報 | あり | あり | なし | なし | なし | なし |
| 行っているクリニック |



国内でも広く使用されている製品に、BENEV GF Hair Care Complex PLUSとHARG+があります。



BENEVやHARG+は、管理された工場または施設で確立された幹細胞培養技術を用いて成長因子を抽出し品質管理が行われているため、安定した高品質が期待できます。



ウィルAGAクリニックのヒト乳歯由来の幹細胞から培養上清は、歯髄細胞バンクから入手されていると思われますので、品質は安心です。



オーダーメイドのものは、各クリニックの脂肪吸引技術や細胞培養技術によるところが大きいです。



そのなかでも、PRP療法のPRPは患者血を採血し遠心分離にかけるという比較的シンプルな方法で採取できるため、品質は安定していると思います。



どれも成長因子を含んでいるのですね。



どれも、もともとは幹細胞の成長因子をターゲットに開発された治療です。



BENEVとHARG+は、細胞が分泌する成長因子の中でも発毛に重要な因子を選別し、なかには濃縮したりして発毛効果を高めるように設計されています。



成長因子を選別するのとしないのでは、どちらが良いのですか?



残念ながら比較した研究データが無いので比べることはできません。



成長因子の中には、発毛に働くものと脱毛に働くものがあるため、理論的には、発毛に働くものだけを選別する方が有利と考えられます。



ただし、幹細胞上清液をそのまま使った治療でもAGAにおける高い治療効果が報告されていますので、無選別の幹細胞上清液には、その豊富な成長因子群とエクソソームが総合的に働いて高い毛髪再生力を発揮すると考えられます。



成長因子を選別すると、エクソソームなどの有益なものが除外されてしまいますね。



鋭いです。



そのため、HARG+治療は、選別した成長因子に加えて、エクソソームを加えた製品( ASCE+)に変わりました。



幹細胞上清液には豊富な成長因子群とエクソソームが含まれていますので、高い発毛効果が報告されているのでしょう。



PRPは、血液から血小板を濃縮したものですが、血小板は大くの成長因子とともにエクソソームを分泌されることが知られています。



効果が比べられないとしたら、成長因子の内容とエクソソームの有無などの情報から、選んでいくしかないのですね。



その通りなのですが、十分な情報が公開されているとは言えません。



情報がわかり次第追加していきたいと思います。



自分自身の細胞を用いるかどうかが、もう一つ重要な着眼点と言えます。



なんとなく他人の細胞を用いるのは抵抗があります。



細胞培養上清液を体内に入れても、拒絶反応が起きることはほとんどありませんので、それほど心配する必要はありません。



でも、どうしても気になる人は、PRP療法を選ぶのが良いでしょう。PRPは自分の血液からさ採血だけで作れます。



一方、自分の脂肪組織から幹細胞を抽出して行う幹細胞治療は、他人のものだと拒絶反応のリスクがあるため、自己細胞を用いる必要があります。



人によって考え方が違うので、選べるっていいことですね。



選ぶための最後の着眼点は、細胞を移植するか、細胞の分泌物を注射するかの違いです。



この違いは大きく、幹細胞移植がうまくいくと、生着した幹細胞が持続的に成長因子やエクソソームを分泌することが期待できるため、何度も繰り返し注射する必要がありません。



ただし、移植した幹細胞がどの程度生着するかがチェックポイントで、高い技術が必要です。



生着した細胞数を確認できないのも問題点です。



幹細胞移植は見えない部分があるということですね。



これまで報告された毛髪再生医療関係の論文でみると、幹細胞移植と幹細胞上清の効果はほぼ同等と考えられます。



BENEVとHARG+は比較的詳しい情報がありますのでまとめておきましょう。
BENEV GF Hair Care Complex PLUS
べネブ社について
BENEV社は、アメリカFDA(日本の厚生労働省に相当)に登録されている製薬、機能性化粧品、医療機器の会社です。科学的に先進性のある再生医療製品や機器をグローバル展開しています。
FDA基準に遵守された製造施設で研究開発、品質管理されているためBENEV社の製品は安全で高品質であると言えます。
BENEV GF Hair Care Complex PLUS
BENEVブランドの発毛用成長因子製剤です。この製品は改良型の製品です。発毛に重要とされる5大成長因子である
KGF(ケラチン細胞増殖因子)
HGF(肝細胞増殖因子)
IGF(インスリン用成長因子)
bFGF(線維芽細胞成長因子)
VEGF(血管内皮細胞増殖因子)
を含む10種類の成長因子が含有されています。
改良型では発毛に特に重要と考えられるKGFが70倍に増量されているとのことです。
他に、ヒアルロン酸などの保湿成分、20種類のアミノ酸、2種類の機能性ペプチド、11種類のビタミン等がブレンドされています。
BENEVの治療を受けられるクリニックはこちら。
ヒト脂肪幹細胞培養上清液から成長因子を抽出したAAPE製剤から始まったHARG療法が、高濃度エクソソームを中心にしたASCE+製剤に切り替わり、HARG+療法になりました。
ASCE+製剤は、ヒト脂肪幹細胞培養上清液をExoSCRT®(エクソスカルト)技術と呼ばれる特殊ろ過技術によりフィルタリングして徹底的に不純物を取り除いた高純度エクソソーム製剤です。
ASCE+製剤は、以下のようにエクソソーム以外にも成長因子などさまざまな発毛に良い因子を含有します。
幹細胞の持つ能力を保持したExoSCRT®(エクソスカルト)エクソソーム100億個
成長因子10種(Noggin, FGF, SCF, TMB4など)
毛髪に最適な成長因子をさらに追加
毛髪用ビタミンなど29種(ビオチン、カッパートライペプチドなど)
抗炎症miRNA30種(miRNA231、miRNA835、miRNA391、miRNA100など)
HARG+療法を受けられるクリニックはこちら。



PRP療法は製品ではありませんが、情報が開示されています。



整形外科、口腔外科/歯科、形成外科、美容皮膚科など広く実用化されている再生医療であることや厚生労働省に“再生医療提供計画届書”を提出し認可を受ける必要があるからです。



PRP療法もまとめておきましょう。
PRP療法
PRPとは何か?
PRPは「Platelet-Rich Plasma」の略で、直訳すると「血小板が豊富な血漿」を意味します。血小板には、組織修復力の高い成長因子が豊富に含まれています。
PRP療法とは?
自己血液から血小板を濃縮したPRPを患部に用いる再生医療の一つです。厚生労働省の第3種再生医療の1つに位置付けられている治療です。ゴルフのタイガー・ウッズ選手や、大リーグの大谷翔平選手がPRP療法を受けて有名になった治療法です。
PRP療法が行われている病気
- 整形外科:スポーツ障害、関節、肩、腰の病気などに用いられます。
- 形成外科: 傷跡の改善や肌の再生に用いられます。
- 美容皮膚科: 肌の再生、抗老化治療、薄毛治療に使用されています。
- 口腔外科/歯科: 歯周病の治療やインプラント手術後の治癒促進に使用されます。
- AGA:発毛促進に用いられます。
PRP療法とAGA
PRPに含まれる主な成長因子です。
- PDGF(血小板由来成長因子)
- EGF(上皮細胞成長因子)
- HGF(肝細胞増殖因子)
- IGF(インスリン用成長因子)
- bFGF(線維芽細胞成長因子)
- VEGF(血管内皮細胞増殖因子)
- TGF-β(トランスフォーミング増殖因子β)
BENEV GF Hair Care Complex PLUSに含まれている成長因子と類似していることがわあります(下線の因子が共通)。
PRP療法は、AGAの治療において効果的な方法であることが示されています。
AGAのPRP療法の流れ
すべてクリニックでできます。
1.採血: 患者の腕から少量の血液(通常は約30-60ミリリットル)を採取します。
2.遠心分離: その血液を遠心分離器にかけて血小板の層からPRPを抽出します。
3.注射: 抽出したこのPRPをその場で薄毛部位に注射します。
PRP療法の利点と欠点
- 利点
- 自身の血液を使用するため拒絶反応がない
- 自己血採取は採血であるため身体の負担が小さい
- 欠点:
- BENEVやHARG+と同様に多数回注入が必要ですが、PRPは調整後すぐ使用するため毎回採血が必要になります。
PFC毛髪療法
PFC療法を用いれば、PRP療法の毎回採血する負担や時間が省けます。
PFCは、Platelet-Derived Factor Concentratesの略です。PFC療法は、血液中の血小板を濃縮・活性化し、血漿中を無細胞化にすることで、長期保存ができるようにフリーズドライ加工したものです。PRPと同様、あるいはそれを上回る成長因子を含有します。
PRP療法とPFC両方を選べるクリニックはこちら。





最後に、毛髪再生メソセラピーのメリット・デメリットをまとめておきましょう。
毛髪再生メソセラピーのメリット・デメリット
- メリット
- 発毛効果が高い
- 注入因子の内容と注入法の選択肢が広い
- 内服のような全身性の副作用がない
- デメリット
- 異なる再生因子製剤の効果について比較した情報が無い
- 用いる再生因子製剤の情報をWeb上から得られないクリニックがある
- 費用が高い
AGA薬を用いたメソセラピー



AGA薬を用いる場合もあると耳にします。



成長因子メソセラピーに補助的に加えられている場合とAGA薬単独の場合があります。
AGA薬のメソセラピー
- AGA薬が添加されている毛髪再生メソセラピー
- AGA薬が中心のメソセラピー



フィナステリドやデュタステリドとミノキシジルすべてが使われるのですか?



主に、デュタステリドとミノキシジルが用いられます。



フィナステリドはなぜ用いられないのですか?



デュタステリドの方がフィナステリドよりも半減期が10倍長いためです。



つまり、デュタステリドの方が1回の注射の効果が長く続くということですね。



はい。効果も、デュタステリドの方が強いと考えられています。



反面、デュタステリドの方がEDなどの副作用頻度が高いのですが、メソセラピーなら頭皮の局所投与なので、毎日内服するよりも副作用は起きにくいのです。



ミノキシジルの副作用でも同じことが言えますね。





では、効果はどうですか?



デュタステリドのメソセラピーの報告は少ないのですが、ある論文では3か月ごとの頭皮注入で1年後ほとんどの方に効果があり、38%の方は効果が大きかったようです※。性機能障害が出た人は1年ではいなかったとのことです。



ミノキシジルのメソセラピーに関しては、ミノキシジル外用と同程度という報告があります※。



毎日塗らなくて済むわけですね



そのメリットはありますね。



デュタステリドとミノキシジルのメソセラピーは効果はあるのですが、成長因子ほど高くなく、そのため成長因子メソセラピーの補助的な意味で添加されていると考えられます。
AGA薬メソセラピーのメリット・デメリット
- メリット
- 内服や塗り薬の手間がかからない
- 内服や塗り薬の副作用がない
- 費用が比較的低め
- デメリット
- 効果についての情報が少ない
- 効果は成長因子ほど高くない
毛髪メソセラピーで用いられる育毛成分



成長因子やAGA薬以外にも、いろいろな育毛成分が含まれているようです。



それ自体には発毛力はないが、発毛しやすくする環境を整える成分はたくさんあります。



主なものを列挙して起きます。
毛髪メソセラピーに使用されることの多い育毛成分
- ヒアルロン酸:保湿効果があり、皮膚の水分量を増やすことで頭皮環境を整えます。
- ビタミン類:ビタミンB群やビタミンC、ビタミンEなどが含まれ、頭皮の代謝や細胞の再生を促進し、頭皮環境を改善します。
- アミノ酸:タンパク質の構成要素であるアミノ酸が含まれ、髪の毛の成長に必要な栄養素を補給します。
- ミネラル:亜鉛や鉄、セレンなどのミネラルが含まれ、頭皮の健康維持に必要な栄養素を補給します。
- コラーゲン:コラーゲンは肌や髪の毛の主要な構成成分の一つであり、頭皮や髪の毛の弾力性やツヤを改善します。
どのような方法で打ち込むのか?



メソセラピーでは、注入する成分とともに、注入する方法も重要です。



ここで重要なポイントは、細胞成長因子は近くの細胞にしか作用しないことです。



このため細胞成長因子を飲み薬や塗り薬にしても効かないのです。



つまり、皮膚に注入するメソセラピーと相性が良いのです。



髪をつくる毛包の近くに直接打ち込む必要があるんですね。



その通りです。



皮膚のどれくらいの深さに注入すると良いのですか?



皮膚表面から1mm~2mmの深さを狙う考え方と3mm~5mmを狙う考え方があります。。
毛髪再生メソセラピーで狙う場所
| 部位 | 標的細胞 | 深さ |
| バルジ領域 | 毛包幹細胞 | 1mm~2mm |
| 毛球部 | 毛母細胞 | 3mm~5mm |





発毛全体をコントロールしている毛包幹細胞を狙う戦略と、実際に毛髪組織になる毛母細胞を狙い戦略があります。



毛包幹細胞はバルジ領域、毛母細胞は一番深い毛球部に存在するため、深さがかなり違います。



細胞成長因子は、パラクライン※に働くため、作用させたい部位付近に打ち込む必要があります。
- パラクラインとは、細胞が分泌した因子が、その細胞のすぐ近くの細胞や組織に作用することを言います。



どちらを狙う方が良いのですか?



比較した報告がないため確定的なことは言えませんが、発毛における毛包幹細胞の重要性に対する理解が進み、幹細胞が存在するバルジ領域を狙うべきと考えられるようになっています。



髪になるのは毛母細胞なのですが、その毛母細胞を供給し続けているのがバルジ領域の幹細胞なのです。



AGAでは毛包幹細胞の数は減っていませんが、幹細胞から毛母細胞を供給するプロセスに問題があることが示されていますので、バルジ領域の幹細胞を活性化する必要があると考えられるようになっているのです。





バルジ領域って聞きなれない言葉ですが、重要なんですね!



バルジ領域についてまとめておきましょう。
バルジ領域とは?
毛髪をつくる工場である「毛包」の中央にあり、幹細胞(stem cells)※が存在する重要な領域です。1990年代に発見された比較的新しい発見で、毛髪再生の鍵として注目されています。
- 皮膚や血液など人のからだのさまざまな細胞を作り出す能力(分化能)と自己複製能力を持つ細胞です。再生医療の基礎知識 「幹細胞とは?」より
バルジ領域の幹細胞は、髪組織になる毛母細胞を供給する源になります。幹細胞は前駆毛母細胞に分化して毛包内を下り最深部の毛球部に至り毛母細胞になります。幹細胞は発毛をコントロールしていると考えられています。
バルジ領域を壊せば毛は生えてこなくなるため、医療脱毛の標的としても注目されています。
つまり、バルジ領域は毛髪の命ともいえます。



バルジ領域は、再生医療の熱いターゲットと言えます。



バルジ領域を狙うのがいいですね。



はい。でも、毛母細胞を分裂増殖させることも効果はあります。



じゃあ、両方狙ってはダメなのですか?



不可能ではないですが、実際は行われていないと思います。



といいますか、どこを狙っているかweb上に公表しているクリニックは残念ながら少ないのです。



このバルジ領域をねらって打ち込むとはっきり述べているのは、ウィルAGAクリニック![]()
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やっぱり、選ぶためには情報が欲しいですね。



注入法を公表しているクリニックはありますので、次は注入法の分類をしてみましょう。



注入機器は美容皮膚科におけるヒアルロン酸などの美容成分を皮膚に注入するために開発されたもので、それを頭皮に応用しています。



以上のまとめは、薬物の種類や皮膚の状態、治療の深さや範囲など変数が存在しますが、一般的な傾向をまとめたものです。



メソセラピーの内容が決まったら、次は、治療薬の浸透率、痛みの有無など注入法を選ぶと良いですね。



おすすめは何ですか?



やはり効果を最大限高めたい方が多いと思いますので、浸透率が高いメソガンがおすすめですね。



TOMクリニック、ゴリラクリニック、ウィルAGAクリニック



僕は痛み重視です。



痛みを極力抑えたい方は、エレクトロポレーション(電気穿孔)がおすすめです。



湘南美容クリニックは、エレクトロポレーション以外にも、高圧ガスによるジェット注入も選べるなどノーニードル法が充実しています。



メソガンとノーニードル法をまとめておきましょう。
メソガン
メソガンは微細な注射針により、皮膚に治療成分を注入する治療機器です。機関銃のように高速に一定量の治療成分を狙った深さに打ち込むことができます。この性能は、美容皮膚科の施術に適しており、美容皮膚科でよく使用されています。AGAのメソセラピーにも向いています。
多くのメリットがあります。
メリット
- 低侵襲性:針が細いので痛みがほとんどない(チクチク程度、麻酔不要)
- 確実な高浸透率:皮膚内に直接打ち込むため高い浸透率を確実に得られる
- 均一性:均一に注入できる
- 深度選択性:深さを設定できるためバルジ領域など標的を狙える
- 高速性:高速に打ち込める
- 短ダウンタイム:出血が少なくダウンタイムが短い
デメリット
- 注射した部分の腫れやほてりがある
- 施術後は赤くポツポツとした針跡の傷が一時的にできる
美容皮膚業界では、U225(フランス製)、MPガン(トルコ製)NEURAJET Plus(韓国製)がよく知られており、AGAにも応用するところがでてきました。
U225は極細の31Gの極細針を用い、1分間に425回の高速注入で、標的層に均一な注入が可能であり、正確で短時間の施術を可能にします。注入の深さも変えることができます。
U255を用いてるのはこちら
NEURAJET Plusは、31Gの極細針9本を内蔵した自動皮下注入システムで治療成分 を均一な深さに均一な量を注入できます。
NEURAJET Plusを用いているのはこちら
ノーニードル注入法
エレクトロポレーション法(電気穿孔法)
エレクトロポレーション法は、美容皮膚科やAGA治療などで使用される先進的な薬剤の皮膚注入技術です。”エレクトロ”は電気のことで、”ポレーション”は孔を開けることです。
皮膚には、角質層という異物などが体内に入れないためのバリアが存在します。成長因子は高分子であるため、皮膚に塗っただけではバルジ領域や毛乳頭のある真皮層に届きません。
ところが、皮膚に成長因子を塗って、電気パルスをかけると、細胞間に微小な孔が一時的に開いて成長因子が真皮まで届きます。
いわば、皮膚細胞にショックを与えて一時的に細胞間結合をゆるめるというイメージです。
メリット
- 無痛性:痛みがない。ピリピリした感覚はある。
- 無侵襲性: 皮膚を物理的な損傷がない。
- ダウンタイム(-):出血がなくダウンタイムがない。
- 深層浸透:皮膚の深いところまで浸透する
デメリット
- バルジ領域や毛球部など決まった深さを狙えない
- 人によっては赤みや痒みなどの症状が現れることがある
エレクトロポレーションを用いているのはこちら
メソセラピーの選び方のまとめ



結局、毛髪メソセラピーを選ぶときは、どう考えると良いですか?



まず、治療成分を選び、その後注入法を選べばクリニックは絞れます。
毛髪メソセラピーの選ぶポイント
- 治療成分を選ぶ
- 再生因子
- 成長因子
- 成長因子とエクソソーム
- AGA薬
- 再生因子
- 注入法を選ぶ
- 注射針
- メソガン
- ノーニードル



治療成分は効果の比較データがないので選ぶのが難しいですね。



例えば、コスパ良く成長因子メソセラピーを受けたい方は、比較的安価なBENEVを選ぶのが良いでしょう。



BENEVを選んだ方が、確実にバルジや毛乳頭を狙いたい、効果的に効かせる注入を選びたい場合は、メソガンを選べるゴリラクリニック![]()
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BENEVだけど、痛みやダウンタイムを最優先したい方は、エレクトロポレーションを選べるB&Hメディカルクリニック



わかりやすいです。



次は、少々値が張ってもがっつり効果を狙いたいという方は、成長因子に加えてエクソソーム効果が期待できるHARG+
(ゴリラクリニック)と幹細胞上清液(ウィルAGAクリニック



どちらも効果にこだわっているクリニックですので、メソガンによる注入になります。



どちらが良いのですか?



ともに幹細胞培養上清由来の成長因子とエクソソームを豊富に含んでおり、高い効果が期待できますが、両者の違いは「設計されているか、されていないありのままか」の違いです。



HARG+は、ヒト脂肪幹細胞培養上清液からエクソソームと発毛に良いと考えられる成長因子を取捨選択して濃縮しカクテルにしています。



一方、ウィルAGAクリニックは、ヒト歯髄の幹細胞培養上清を使用して、毛包幹細胞を活性化しようとしています。毛髪再生医療で用いられてきたアプローチに近いといえます。



どちらも効きそうですね。



比較データが無いのは残念ですが、どちらも製造元の技術は高く、安定した効果を発揮できると思います。



どちらも、他人の幹細胞由来という点でも共通しています。



他人のものを自分の体内に入れることに少し抵抗があります。



その抵抗感は個人差がありますね。



良い点もあります。自分の幹細胞培養上清をつくるためには、「細胞培養」という時間のかかる工程が必要になります。



つまり、幹細胞採取手術をしても、その日には頭皮注入はできず、幹細胞培養上清液を得るまで待たねばなりません。



また、時間のかかる細胞培養を患者ごとに、各クリニックで行うと安全性や品質にばらつきがある可能性が考えられます。



それに対して、HARG+や歯髄幹細胞培養上清は、専門の製造施設が一元管理して製造していますので、高い安全性が期待でき一定の品質のものが得られます。



安全性や品質も重要ですね。



自分自身の成長因子で勝負したいが、高い安全性と品質も求めたい方には、PRP療法がよいでしょう。



でも、PRPは自己血からつくるから、クリニックでの作成になりますね?



その通りなんですが、幹細胞培養と異なり、PRPは採血して遠心分離器にかけて血小板が多く含まれる層を抽出するという短時間の簡単な操作で得られるため、クリニックで行っても安全性や品質が担保され、採血したその日に頭皮注入ができるのです。



自分の細胞であることと治療成分の品質をどちらもかなえてくれるのがPRP療法というわけですね。



PRP療法は厚労省へ届が必要な再生医療です。



安心感につながりますね。



PRP療法に力を入れているのは、TOMクリニック



以上の成長因子を用いた毛髪再生メソセラピーについてニーズごとにまとめておきましょう。
ニーズに応じた毛髪再生メソセラピーの選び方
- 成長因子メソセラピーをコスト重視で行いたい方:BENEV GF Hair Care Complex PLUS
- 浸透率重視:メソガンのゴリラクリニック
- 無痛重視:エレクトロポレーションのB&Hメディカルクリニック
- 効果重視の方(一刻も早く結果を出したい):成長因子+エクソソーム
- HARG+とメソガンのゴリラクリニック
- 幹細胞培養上清とメソガンのウィルAGAクリニック



AGA薬のメソセラピーについてはどうでしょうか?



効果はあるのは間違いないようですが、内服や塗布薬より優れているかどうかは、はっきりしません。



まず、ミノキシジルのメソセラピーは、ミノ塗り薬より効果があるという報告※と差が無いという報告※※があります。
- ※Comparative study between mesotherapy and topical 5% minoxidil by dermoscopic evaluation for androgenic alopecia in male: A randomized controlled trial
- ※※Comparative Study between Mesotherapy and Topical 5% Minoxidil by Dermoscopic Evaluation for Androgenic Alopecia in Male: A Randomized Controlled Trial



デュタステリドのメソセラピーもほとんどの人に効果があり、10人に4人は著明な効果を認めたそうですが※、デュタステリド内服と比較していないので内服をメソセラピーに切り替えるかどうか判断できるデータはありません。



AGA薬のメソセラピーは、どういう場合に選ぶのが良いでしょうか?



やはり、内服に抵抗があったり、メソセラピーに興味があるが費用を押さえたい場合に向いていると思います。
AGA薬による毛髪メソセラピーを選ぶ理由
- 全身の副作用が気になり内服にためらいがある
- AGA薬の副作用を経験しメソセラピーに切り替えたい
- メソセラピーの中では費用が低めなので始めやすいと感じる



AGA薬のメソセラピーはどこがおすすめですか?



ほとんどのクリニックは成長因子メソセラピーにAGA薬を加えていて、AGA薬中心のメソセラピーを行っているところは、意外と少ないですね。
どんな人がメソセラピーを選ぶべきか?



毛髪再生メソセラピーはかなり期待できることがわかりましたが、やはり費用が高いですね。



比較的安価なAGA薬の飲み薬や塗り薬が使えるなか、どのような人が毛髪再生メソセラピーを選ぶべきでしょうか?



薄毛の悩みは辛いものです。薄毛が進んでいる人ほど、より高い効果を求めています。



毛髪再生メソセラピーを取り入れると良いと思われる方をもう一度まとめておきましょう。
【まとめ】毛髪再生メソセラピーの対象となる方
- 可能な限り高い効果を求める方➡毛髪再生メソセラピー+デュタステリド内服+ミノキシジル内服
- 薄毛が強い方、不安が強い方に多いと思います
- 可能な限り早く効果を出したい方➡毛髪再生メソセラピー+デュタステリド内服+ミノキシジル内服
- AGA薬では半年以上時間がかかることが多いと知って、より早い効果を求める方
- AGA薬を使って半年になるが、まだ十分効果が実感できなかったり、期待していたほど効果が感じられない方
- 一生内服薬を飲むのに不安のある方
- EDが気になりだした方
- 高血圧の内服を始めた方
- 副作用が出てAGA薬を止めたい方
- ミノキシジルの塗り薬で皮膚トラブルが出た方
- EDなど性行為に変化が生じた方
- むくみや動悸、息切れが出た方





