このブログを読むと、なぜ薄毛の自分の毛でふさふさになれるかがわかります
このブログは年間800件の手術をこなす外科医によるアフィリエイトブログです。医師と患者の立場からAGA治療の正しい情報を追求していきます。
増毛茂生くん初めて聞いたとき、薄毛である自分の毛を移植して薄毛が治るっておかしな話だなぁと思いました。



自毛植毛はガイドラインも認めた優れた薄毛治療法です。



実は、増毛くんの今の疑問に対する答えの中に自毛植毛が優れている理由があります。



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芸能人が受けていたり、トルコに受けに行くツアーがあるって話も、なんだか怪しく思っちゃいます。



増毛くんは、自毛植毛にアレルギーがありそうですね。



AGAの薄毛のある事実を知ってもらえれば、増毛くんの自毛植毛アレルギーは解消します。
薄毛なのになぜ自分の毛が使えるか?
薄毛なのに、自分の毛で薄毛を治すって不思議に感じる方も多いでしょう。
でも、AGAで薄毛の人は知っているはずです。
AGAで薄毛になっても、頭の後ろや横にはだれにも負けないふさふさした太い毛があることを。
そうです。AGAは前頭部と頭頂部の発毛は低下しますが、後頭部と側頭部は発毛力が保たれていて太い毛が生えています!
後頭部と側頭部の毛はAGAの影響を受けにくいのですね。
ここに着目して生まれたのが、「自毛植毛」です。
AGAの影響を受けにくい後頭部の毛は、植毛の理想的な条件を満たしています。
自毛植毛の強み
後頭部の毛が持つ植毛の理想条件とは何でしょう?
次の2つです。
- AGAの影響を受けにくい毛
- 拒絶反応がない
AGAの影響を受けにくい毛
後頭部の健康な毛を前頭部に移植しても、前頭部はAGAの影響を受けやすいので、すぐだめになってしまうのではないか?
そんな心配が出てきますよね。
しかし、ご安心を。
AGAの影響を受けやすいのは、「頭の場所」じゃないんです。
「前頭部や頭頂部に生えている毛」が影響を受けやすいのです。
言い換えると、後頭部の毛を前頭部や頭頂部に移植してもAGAの影響を受けやすくなるわけではないんです。
「本当?」って思ってしまいますよね。
でも、実は本当なんです。
証拠があります。
後頭部の毛を頭頂部に移植した研究で、移植された後頭部の毛はAGAの影響は見られませんでした※。
つまり、後頭部の毛はどこに移植してもAGAになりにくいんですね。
理想的な条件を持っていると言えますね。
拒絶反応がない
毛包を含む真皮ごと移植しますので、これが他人のものだと、拒絶反応が起こって大変なことになるリスクがあります。
その点、自分の毛を移植するのは拒絶反応がなく安心です。
他のAGA治療に勝る点
AGAの有効な治療は、いろいろ出てきました。
どれも高い効果があることがわかっています。
しかし、実は共通する欠点があるのです。
- 薬物治療
- フィナステリド/デュタステリド
- ミノキシジル
- 毛髪再生メソセラピー
- LED赤色光治療


その欠点とは何か?
それは、治療の相手はAGAの影響を受け続けている前頭部と頭頂部の毛だという点です。
他のAGA治療の欠点
- 毛髪が太くなりにくい
- 治療を止めるとAGAが進む
AGAで細くなった毛は、毛包が縮小してしまっていて、なかなか元にもどりにくいのです。
AGAの影響は続いています。治療を止めると薄毛が進んでしまう。
自毛植毛には、この欠点がありません。
なぜでしょう?
それは、AGAの影響を受けない毛を移植するからですね。
つまり、最初から太い毛で、移植後もAGAの影響は受けにくいのです。
圧倒的な長所と思いませんか?
自毛植毛が他のAGA治療に勝る点
- 毛髪は最初から太い(AGAの影響なし)
- 生着後、AGAの影響を受けにくい
ただし、この長所は、「生着すれば」という条件が付きます。
自毛植毛のもっとも心配な点は、次で扱う「生着率」というテーマになります。
不安に思うこと「本当に生えてくるの?」
「毛を別の場所に移植して本当に生えてくれるんだろうか?」
素朴な疑問ですが、いちばん気になることですよね。
口コミを見ると、なかには「全然生えてこない」という口コミもありますね。
結論からいますと、90%以上生えてきます。
「本当?」「根拠はあるの?」など疑問の声が聞こえてきます。
今から理由を説明します。
移植というと、「腎臓移植」や「生体肝移植」はニュースなどで耳にしたことがあると思います。
移植治療に共通して言えることは、生着しないと成功ではないということです。
生着とは、移植した臓器や組織が、移植先で機能を保ったまま生き続けることです。
通常の移植は、ドナーという他人の臓器を移植しますから、拒絶反応という問題を克服しないと生着しません。
これに対して、自毛植毛は、自分の組織を移植するので、拒絶反応が起こらない でしたね。
拒絶反応が起きない自毛移植は生着しやすい移植と言えるのです。
「リクツはわかったけど、実際はどうなんだ?」
自毛移植の生着率を調べたレベルの高い論文がありますので、見てみましょう。
自毛移植成績のシステマティックレビュー/メタアナリシス
2020年に、自毛植毛の生着率と満足度が報告されたのですが、素晴らしい結果でした※。
「たった一つの論文の結果が良いからといって本当に良いと言えるの?」
当然の疑問です。
しかし、この論文は「システマティックレビュー/メタアナリシス」の論文なので、このひとつの論文で、これまでのすべての論文を調査して、信頼できる論文だけを科学的に評価した結果を報告しています。
つまり、この論文だけで、これまでの世界の自毛移植の成績がわかるのです。
しかも、システマティックレビュー/メタアナリシスはエビデンスレベル1。
つまり、医学臨床の一番強い根拠となるのです。
エビデンスレベルに興味がある方は、日本医療機能評価機構(厚生労働省委託事業)がだしているMindsガイドラインライブラリエビデンスレベルをご覧ください。
この論文の報告、どんな結果だったか知りたいですよね。
次に、結果をみてみましょう。
世界の自毛移植成績からみた生着率と満足度
この論文は、1980年~2018年の間に報告された論文1734本を精査し、基準を満たす論文を絞り込み、生着率と患者満足度を割り出しています。
| 患者数 | 生着率 | 満足度 | |
| マイクログラフト法 | 727人 | 84.98% | 89.70% |
| ミニ・マイクログラフト法 | 644人 | 93.11% | 97.00% |
これを見ると生着率と満足度ともにかなり高い結果が伺えます。
特に、ミニ・マイクログラフト法は、約93%と驚異的です。
これは、術式というより手術技術の高さのためと思います。
つまり、部位によりミニグラフトとマイクログラフトを使い分けるミニ・マイクログラフト法の方が、高い技術が必要であるため、レベルの高い術者が多い結果と考えられるわけです。
しかし、実際今受ける自毛植毛はさらにもっと高い生着率と考えることができます。
なぜでしょう?
それは、この論文が
- 38年間の調査結果である
- 術式が今の主流ではない
- 複数の術者の平均である
であるからです。
38年は医学にとって長い年月です。
10年でも医療技術はめざましく進歩します。
実際、現在、世界的に主流となっている術式は1995年に発表されたFUT法です。
FUT法は、毛包ごとに移植していく画期的な手術方法で、以前の方法よりも生着率は極めて高く、一説には95%以上とされています。
術式の進歩により、生着率は向上してきています。
こう考えると、「90%以上生えてきます」という言葉は、むしろ過小評価かもしれません。
術者によっては100%にかなり近い可能性があります。
また、術者の技術力が生着率に影響することも考慮しなければなりません。
さまざまな術式に関しては、別の記事で紹介します。


今主流の手術とは?


生着率が高いと言われても、手術内容のイメージを持たないと実感がわかないかもしれません。
概略を説明します。
現在の主流は、Follicular Unit (FU)と表現されますが、要するに「毛包=Follicle」単位で採取して、ひとつひとつ植毛していくというイメージです。
このFU法は、採取方法により2つの術式に分かれます。


ひとつは、FUT法。これは頭皮を帯状にまるごと切除して、光学顕微鏡下でひとつひとつの毛包単位(FU)に切り分ける方法です。
長所は、顕微鏡下で行うため毛包を傷つけるリスクが低いことです。短所は、採取した頭皮の傷口が大きいことです。
ふたつめは、FUE法。これは、専用のパンチで毛包周囲をくり抜く方法です。
長所は、傷口が目立たないことです。短所は、一定の頻度で毛包を傷つけてしまうことです。しかし、最近では改良されています。
さらに詳しく知りたい方は次のブログも参考にしてください。ここではイメージをつかんでいただければ十分です。


自毛植毛の辛い部分
自分の頭髪を使って植毛したのに、生えてこないのがいちばん辛いことです。
しかし、ここまでの話で高い技術の専門医が執刀すれば、現在行われている術式では、100%にかなり近い生着率であることがわかりました。
では、実際に自毛植毛が成功するまでに辛いことはあるのでしょうか?
あります。それは、なんといっても、生えてくるまでの時間 です。
生えてくることが確信できるまでの半年間ほどは、「本当に生えてくるかな?」「人にばれないかな?」など心配な時間を過ごします。
この期間は次のようなできごとがあります。乗り越えましょう。
- 手術直後の手術跡
- 採取部の傷痕
- 植毛部の植毛跡
- 術後1か月前後の一時的脱毛・ショックロス
- 植毛した毛の脱毛
- 植毛した部位周囲の脱毛
- 産毛が生え始め濃くなる
手術直後の手術跡
自毛を採取する後頭部と植毛する前頭部または頭頂部に手術跡が生じます。ただし、目立たなくする方法はありますので、心配するほどはありません。
採取部の傷痕
後頭部から毛髪をメスやパンチで毛包ごと採取しますので、手術後には採取部に傷跡が残ります。
術式により傷痕のパターンや程度が異なります。
先述の、FUEは毛根をくり抜くため斑状の跡が残りますが、一番目立ちにくいパターンです。
ただし、間引くようにくり抜くため広い範囲を刈り上げる必要があり、手術直後は逆に目立ってしまいます。
最近は、刈り上げせずに採取する高技術の術式をとるクリニックもあります。
FUT法は、帯状に頭皮を切り取りますので長い傷痕が残ります。しかし、細長いため上方の毛髪で隠れてしまい、手術直後は目立ちません。
いずれにせよ、最終的な傷痕は、坊主にでもしなければわかりません。
植毛部の植毛跡
植毛した直後は移植毛ごとに赤いポツポツができ、かさぶたに変化していきます。これが約1週間。切り傷の経過と同じです。
徐々に植毛した毛が伸びますので少しずつ目立たなくなります。
術後1か月前後の一時的脱毛・ショックロス
植毛した毛は、手術の後、数ミリ伸びた後、1カ月前後でほとんど抜けてしまいます。
いわば、ヘアサイクルをやり直して新しい毛を作ろうとする生体の反応なんですね。
これは、わかっていても実際経験すると不安で辛いものです。
その上、移植した周囲の毛も影響を受けて、ところどころ脱毛します。
「ショックロス」と呼ばれている現象です。文字通りですね。
また生えてきますので、心配はいりません。
この辛い時期は、時間だけが解決してくれます。
産毛が生え始め濃くなる
術後、2~3カ月目になると、うぶ毛と呼ぶべき細い毛が生え始め、半年前後で色の濃い太い毛に成長します。
もちろ、個人差はあります。
うぶ毛だと、まだ不安が残りますが、毛が太くなると自信がでてきます。
毛は、一ヵ月に1cm伸びますので、術後1年ごろには6cm~10cmくらいに伸びてきてきます。
辛い時期を乗り越えて、楽しいときを迎えることができます。
自毛植毛のメリットとデメリット(まとめ)
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 生着率が高い 太く黒い毛(後頭部の毛)が生えてくる 生着毛はAGAの影響を受けにくく長持ちする 毛包が消失してしまった部位にも植毛できる 拒絶反応がない | 発毛するまで時間がかかる 費用が高い 生着率や仕上がりは術者の技術に影響される 術式によっては術後の痛みや後頭部の刈り上げなど不快な時期がある |
いちばんのメリットは、AGAで細くなった毛ではなく、あなたの今後頭部にある太く黒々とした毛が生えてくるということでしょう。
そして、その毛は後頭部の毛の性質を保有していて、AGAの影響を受けにくく長期間保てます。
いちばんのデメリットは、太い毛が生えそろうのに時間がかかることでしょう。しかし、これを含め、どのデメリットも、今後頭部にある太い毛が前頭部や頭頂部に生えてくることを思えば我慢のしどころですね。
術式や術者の技術の影響は大きいため、自分に合ったクリニック選びは、よく調べて行ってください。
当ブログでも、別の記事で調査分析を試みますので参考にしてください。










