このブログを読むと自毛移植のパイオニアになったつもりで、自毛移植を支える技術の進歩をたどれます。得られた知識は、クリニック選択の強い味方になるでしょう。
このブログは年間800件の手術をこなす外科医によるアフィリエイトブログです。医師と患者の立場からAGA治療の正しい情報を追求していきます。
増毛くん自毛植毛って、不満があっても受ける前にもどせないですよね?



いったん受けたら、元へはもどせません。



クリニックを選ぶのが怖いな~



専門的な説明が多く、どれが良いやらわかりづらいし—



どの先生も技術は高そうだけど、受けてみないと実感できないし—



有名な先生に手術してもらえるのかも不安



ビフォーアフターもうまくいった症例だけ見せているのではと感じてしまう



不安と疑いだらけですね。



自毛植毛が間違いのない薄毛治療であることは疑ってないんですが、後悔はしたくないんで。



増毛くんの不安や疑問を晴らす方法がひとつだけあります。



いろいろカウンセリングを受けてみる?



今の増毛くんなら、カウンセリング一発でノックアウトですね。



自分で納得して選ぶ唯一の方法は、自毛植毛手術の全体像を「俯瞰する」ことです。



そして、表面的ではなく、「なぜこの方法でオペすると、こういう結果になるのか?」を心の底から理解すること。



そんなこと素人の僕でもできるのですか?



できます



まだ植毛手術が無かった時代に、植毛手術を編み出そうと試行錯誤するパイオニアになったつもりで想像していきましょう。



少しでも良い結果を生み出すために、植毛の先生がどう考えて術式を選び改善に努めてきたか想像すると理解しやすくなります。
自毛植毛は移植手術なのでoutとinがある。



自毛植毛は、out(ドナー※採取)とin(植毛)があります。
- ドナーとは、移植するために採取した毛髪組織のことである



つまり、in とoutの2か所にメスを入れる手術です。



頭皮への影響が大きいですね。



できるだけ負担が小さく、それでいて効果が大きい方法を選びたいです。



それが自毛植毛手術が進歩した原動力です。



まず、自毛植毛成績の鍵を握るoutの術式を見ていきましょう。
自毛移植のパイオニアは日本人
日本人にとってうれしいことをひとつ。
自毛植毛の最初の論文は、日本人によるものでした。
第2次世界大戦中の1939年に奥田庄二医師により日本語で書かれています。
この事実は、後に世界的評価を受け、2015年にISHRSで最も栄誉のあるマンフレッド・ルーカス賞にも輝いています。


自毛移植が普及し始めるのは、1970年代になってからです。
舞台は米国、ノーマン・オレントライヒ博士の「奥田・オレントライヒ法」が自毛植毛治療として普及していきます。
「奥田法」を発展させた「パンチグラフト法」です。
奥田先生が、日々どんなことを考えながら自毛植毛治療を開発されたのか?を想像しながら進めましょう。
「頭皮を移植する」から「毛包ユニットを移植する」へ
まず、だれでも思いつくのは、毛のある頭皮を毛のないところに移す方法ですよね。
皮弁法(フラップ法)
と言います。
でも、これだと、outの部分は、毛どころか皮膚もない野ざらしになってしまいますね。
当時、移植した皮膚が腐ってしまうこともあったようです。
皮弁が大きいと、血液が行きわたらないんですよね。
次に、人が考えるのは、「移植する頭皮を小さくしてやれば、out部分を含むエリアに毛は残るし、inである移植先も血液も行きわたりやすくなるんじゃないか?」
そこで、奥田先生が考案されたのが、
パンチグラフト法
これは、頭皮直径3~4mmの円状グラフトをパンチアウトして、薄毛の部位に移植する方法です。
髪の毛で言うと10~15本くらいずつになります。
その後の自毛植毛発展の土台になりました!
しかし、outするドナーの直径が大きいため、頭皮の負担は大きく傷あとも目立ちます。
また、毛髪には生える方向があり、塊で移植しても、in(移植先)の毛の流れと調和しません。
このため、当然の流れとして、ドナーをどんどん小さくしようとなるわけです。
ドナーが小さいほど、out側の頭皮の負担は小さくなり、傷あとも目立ちにくくなります。
in側も血流の回復が早くて生着しやすかったり、inサイトで必要な移植毛の流れをつくり自然な見た目にしやすくなるわけです。
ミニグラフト法
直径1~2mm単位(髪の毛4~6本)
ボリュームがでる
マイクログラフト法
直径1mm単位(髪の毛1~3本)
自然で柔軟な仕上がりが可能
マイクロ・ミニグラフト法
マイクログラフト植毛と、ミニグラフト植毛を部位により使い分ける
マイクログラフト法まで最小化が進むと、髪の毛は1~3本含むレベルになりました。
「それなら毛根単位(=Follicular Unit=FU)で移植してしまえばよい」と皮膚移植から毛包移植という発想の転換、いわゆるパラダイムシフトが起きたわけです。
「毛包ユニットを移植する」FUの時代がやってきた


移植したいのは頭皮ではないんですよね。
髪の毛であるわけです。
髪の毛は、毛包(follicle)でつくられます。
毛包は、幹細胞が住むバルジ領域や脂腺や起立筋などが付属した一つの単位(unit)です。
この毛包の一株(Follicular Unit=FU)を丸ごと移植するのが、FU法のコンセプトです。
「どう毛包を切り分けるか?」2つの主流術式を生んだ課題
毛包単位で移植することがベストということはわかりました。
「では、どうやって毛包を傷つけずに切り分けて採取するか?」という方法が問題になります。
この課題の解決として現在世界で行われている主流の術式が2つ生まれました。
FUTとFUE
です。
FUT法とFUE法は毛包の採取方法についた名称です。
不思議なことに、マイクログラフト法で直径1mmのパンチでくり抜く方法が行われていたのに、最初に行われたFU法は、パンチグラフト法ではなく、頭皮を細長く切り取り(Stripといいます)、実体顕微鏡で見ながら一株ずつ切り分けるFUT法でした。


FUTはFollicular Unit Transplantationの略です。
おそらくマイクログラフト法では毛包を切断してしまうドナーロス※が起こりやすかったので、確実に毛包を傷つけずに採取できる方法としてFUT法が取られたのでしょう。
- ドナーロスとは、毛包が切断されて植毛に使えなくなってしまうことです。
顕微鏡下で切り分けるわけですから、ドナーロスは起こりにくいのです。名人クラスになるとドナーロスは1%程度です。
また、毛包はほとんど傷つかず、95%を超える高い生着率が可能となりました。
ある意味、自分の髪の毛を最大限生かせる術式と言えます。
以前は、世界の主流を占めていました。
ただ、痛いんですね。特に、術後1週間ほどが。
考えてみてください。1~2cm×10~20cmの皮膚を切除するのを。
切除したら皮膚は無くなりますから、上下の頭皮を引っ張って寄せ、縫い合わせます。
髪を伸ばせば隠れるとはいえ、長い傷痕が残ります。
FUEのドナーロスを極限まで減らす
皮膚を切り取るって身体の負担が大きいため、パンチで毛包だけをくり抜きましょう、というのがFUE法です。
奥田医師の、「パンチグラフト法」が毛包単位になった術式という言い方もできますね。


毛包だけくり抜けば、小さな穴の周りに健康な皮膚が残るので、回復は早く、痛みも少なくて済みます。
しかし、FUE法は、20%~50%の毛包を切断してしまうという致命的な問題があり、世界の主流ではありませんでした。
なけなしの自分の髪の毛が、20%以上ロスするなんて耐えられないですね。
痛くても傷が残ろうとFUTでがんばりたくなります。
ところが現在、世界で、FUE法を行うクリニックが多くなっています。
この逆転劇はなぜ起こったのでしょう?
それは、ドナーロスを減らすための器具の開発改良とそれに伴う手術技術の錬磨に尽きます。
「なんとかドナーロスを限りなく0に近づけて、痛みや負担の少ない手術を提供しよう」という植毛術者たちの熱い情熱がありました。
FUE成功の鍵は道具と技術
なぜFUEで毛根の切断が起きるかをイメージすると、切断を防ぐ方法が見えてきます。
皮膚の中の毛、すなわち毛根が全部見えれば、毛根切断は防げますが、実際は、途中まで透けて見えても奥の毛球までは見えません。
FUEは、細い筒状のパンチを毛根を内部に含めるように皮膚に刺しこみ、毛根周囲を円柱状に切断して抜きさります。
いわば、「ブラインド操作(盲目的操作)」なんですね。
なので、髪の毛の方向を見誤ると、パンチが毛根の途中で切断してしまうのです。
さらに、毛根が皮膚の中でカーブしたら毛根を切断してしまうのです。
つまり、簡単に言うと、毛根切断の少ないFUEに必要なのは、
- 毛根の3次元的方向を見抜く経験と勘(=優れた手術技術)
- 毛根をカーブさせない吸引式電動パンチ(優れた器具)と使用技術
だとわかります。
特に、最適な直径で切れ味の良い電動パンチの性能向上がFUEの成績向上につながりました。
電動パンチを押し込むと皮膚は押されて毛根が曲がることがあります。
そうなると毛根を切断しやすくなります。
これを防ぐために皮膚を反対方向に吸引して皮膚が押し込まれにくいようにします。
これが「吸引」の役割です。
どんなに道具が良くなっても、それを使いこなす術者の経験と勘が必要であることは、他の外科手術と同じです。
道具の開発改良と術者の技術向上により、FUE法でも、ドナー切断率5%とFUTとおおきく変わらない成績を実現しているクリニックもあります。
世界の標準:ニーズに投じてFUTとFUEを選択する
FUEの進歩とともに、今世界ではどちらが優勢か気になりますね?
ネットで調査する限りでは、
”ニーズに投じてFUTとFUEを選択する”
「FUEは、回復が早く痛みが少ないため、多くの患者にとって好ましい面が多い術式であるが、より多くの株が必要な場合はFUTの方が良い」など、患者のめざすゴールのためにどちらがよりメリットが大きいかを考えて選んでいるようです。
FUT法とFUE法のメリット・デメリット
現在の日本では、自毛植毛をリードしているクリニックはFUE法に力を入れていますが、FUT法も受けることができます。
FUT法を主術式としているクリニックもあります。
つまり、どちらの術式でも技術の高いクリニックを選べる恵まれた環境であると言えます。
そこで、ここまで説明したこと、しなかったことを含めて、両術式のメリット・デメリットを整理しておきましょう。
あくまで、一般論であり、これまでお伝えしたように術者の技量により変わることを忘れないでほしいと思います。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ドナーロスが極めて少ない 刈上げが不要なので術直後も目立たない 費用が比較的安い 採取の手術時間が短い 株分けが実体顕微鏡で行うため正確 | 術後痛い 傷が治るのに時間がかかる 横一線の傷痕が残りやすい 縫合が必要 日本ではFUT法を行うクリニックは多くない |
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 術後の痛みが少ない 傷の治りが早い 短髪でも傷痕が目立たない 植毛に向いた毛を選べる 抜糸が不要 | 技術によっては切断によるドナーロスを起こしやすい 費用が比較的高い 採取の手術時間が長い 刈上げのため手術直後は目立つ(ノンシェイブ術式なら目立たない) |
次は植える技術:植える方法にも2つの方法がある
次は、inに相当する「植毛」の術式をみてみましょう。
通常は、次の二択になります。
- ラインスリット式
- ホールスリット式
「スリット」とは、「細い間隙」とか「開口部」の意味ですが、植毛では「植毛用の毛穴」とのことです。
文字通り、ラインスリットは「線状の毛穴」、ホールスリットは「丸い穴状の毛穴」を意味します。
生着率は、どちらも差が無いと言われています。
では、何が違うかというと
- 移植後の髪の外観の作りやすさ
- 難易度~ボリューム
- 皮膚の状態
移植後の髪の外観の作りやすさ
まず、移植した毛が生えてくれないと意味がないのですが、標準的な技術で手術すれば、どちらの術式でも生着率は極めて高いです。
次に問題になるのは生え方、毛の流れというか
髪全体の見え方、外観です。
人の髪を見るとき、けっして1本1本見ません。髪全体の雰囲気を見るのです。
もし植毛手術が「木を見て山を見ず」になってしまったら、一流とは言えません。
例えば、植毛した毛が皮膚に対して90度に生えたら、すごく違和感が出ます。


私たちの髪の毛は、生まれた時から流れがあります。
流れがあるのは、髪の毛が25~50度の角度で斜めに生えているためです。
そして、生える向きが場所により微妙に違うため自然な髪の流れが生まれるのです。


つむじを見ると髪には流れがあることがよくわかりますね。
この流れをつくっている要素をまとめると
- 毛の頭皮に対する角度
- 毛の傾きの方向
- 移植毛同士の位置関係(配置・密度)
この髪の外観(森)をつくる要素を理解し意識しながら、1本1本植えて髪全体の美しい雰囲気を作り上げるのです。
審美性の高い手術ですね。
では、この1本1本に角度と方向性をつけて髪全体の見た目を作るために、ラインスリットとホールスリットのどちらがやりやすいか?とを考えてみてください。
「ラインスリット」は、0.8~1.0mm幅の細いメスを刺してつくります。「線状の溝」ができます。
そこへドナーを刺しこんだらどうなるか?
そうです。絶対に作った線の方向以外には傾かないのです。
つまり、ラインスリットは、最初から方向性を持ったスリットなのです。
術者は、イメージする髪の流れに沿って絵をかくようにラインスリットを入れていけばよいのです。
合理的ですね!
その上、メスを刺しこんで抜いただけなので、隙間はほとんどありません。
ドナーを刺しこんだとたん、ドナーは両側から挟み込まれて、しっかり固定されます。
つまり、狙った角度で固定できるわけです。
では、ホールスリットはどうか?
丸く細いパンチでくり抜いて穴を作ります。
丸い穴には方向性がありません。
このため穴が大きめだと緩くて360度楽な方に傾いてしまうのです。
これでは、毛の向きをそろえて流れを作りにくいですね。
そこで、穴を小さくしてタイトにして穴の方向からずれないようにする工夫がされました。
具体的には、0.8mmのパンチブレードでドナーを採取した場合、0.6mmのホールスリットをつくります。
こうすることで、ドナーは倒れにくくなります。
こうして、ホールスリットでもは、作成する穴の方向で移植毛の向きを作ることができるようになりました。
難易度~ボリューム
ドナーのスリットへの挿しこみ
切れ目を入れただけのラインスリットに、ドナーを挿しこむのが簡単でないことは想像がつきますね。
経験と技術が必要です。時間もかかります。
一方、ホールスリットは穴が開いていますのでドナーを挿しこみやすいのです。
細いピンセットでも入りますし、空気で押し込んんで入れる方法もあります。
この入れやすさは、2本毛、3本毛で差が出ます。
ひとつの毛穴から生えている毛は、1本、2本、3本など毛穴によって異なります。
簡単に言うと、3本毛ドナーを植毛すれば、1本毛ドナーより3倍ボリュームが出ます。
ところが、3本毛ドナーは大きいので、ラインスリットに入れるには高い技量が必要ですが、あらかじめ穴が開いているホールスリッは3本毛も比較的簡単に入るのです。
つまり、ボリュームを出したいとき、あるいはボリュームを出したい部位では、ホールスリットの方が有利になります。
毛の流れの作成
繰り返しになりますが、ラインスリットは絵をかくように髪の流れを作っていくことができます。
やりやすいですね!
ホールスリットは、つくる穴の方向で毛の方向をつくりますので、毛流れをきれいにつくるのは、より高い技術が必要になります。
皮膚の状態
ラインスリットは、メスで切れ目を入れるだけですので、皮膚のダメージは少なく治りやすいと言えます。
ドナーを挿入すると、すぐ挟み込んで閉じますので、傷跡は手術直後から目立ちません。
毛根と周囲の組織とが接触しているので、移植毛の血流再建がスムーズに起こり、生着しやすいといえます。
ホールスリットは、くり抜きますので、細い筒状に組織が欠損します。
つまり、皮膚のダメージがラインスリットより強く、瘢痕化が比較的起こりやすいのです。
この場合も、ホールを0.6mmや0.5mmに小さくすることで瘢痕化を最小化して、毛根と周囲組織のすき間を小さくして、生着しやすくします。
ホールスリットは、小さくすることで欠点を小さくして、ラインスリットに近づけているともいえます。
もちろん、上手な術者が行えば、どちらも皮膚のダメージは少なく、術後はきれいになりますが、術式の性質で考えると、皮膚の状態の良さは、ラインスリットに軍配が上がります。
最後に、各術式のメリットデメリットをまとめてみましょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 髪の自然で美しい流れをつくりやすい 皮膚のダメージが少なく術後がきれい 残存毛の間に植毛しやすい | 挿しこむ手技が難しい 技術がないとドナーを損傷しやすい |
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 挿しこむのが簡単で速い ボリュームを出しやすい | 術後虫食い状のかさぶたが目立つ 皮膚がごわごわしやすい |
鍵を握るのは術者の腕と見識~デメリットはデメリットでなくなる
各術式のメリット・デメリットをまとめているときに感じたのは、術者の技術と経験が高いと、デメリットはデメリットでなくなるということです。
例えば、FUE法は、FUT法よりも、ドナー切断率が高いと言われておりますが、日本でFUE法を追求してきたいくつかのクリニックでは、切断率を極限にまで下げることに成功し、FUTと遜色ないクリニックもあります。
ラインスリットは、自然な毛流れを作りやすいのですが、技術が伴わない術者が行うと、挿入時にドナー損傷が起きて生着率が低下します。
経験ある術者が行えば、ホールスリットでもきれいな毛流れをつくることはできます。
このブログでまとめたメリット・デメリットは、術式そのものが持つ性質を表したものであり、術者の技量により変わるものです。
しかし、術者の技量はわかりにくいので、目に見える術式をベースとして知っておいた方が、納得して選択できると思います。
術式がわかったうえで、じゃあ、どう選ぶか?
では、あなたに合う術式は何でしょうか?
outとinには、それぞれ2つの術式があることがわかりました。
自毛植毛で、いちばん重要なのは、採取した毛が切断されないこと(ドナーロスしないこと)。
限りある自毛ですから当然です。
そうなると、術式の性質上ではFUTとなるわけですが、FUEのドナー切断率がFUTと大きな差がくなっているクリニックがある以上、痛みを伴うFUTを選ぶ必要性は無くなっているのが現状です。
ただし、へたなFUTでもドナーロスは少ないが、へたなFUEはドナーロスが多くなるので要注意です。
次に、inとしては、ラインスリットか、ホールスリットかの選択になるわけです。
FUEを中心に行っているクリニックでは、ラインスリットを使うクリニックとホールスリットを使うクリニックに分かれます。
生え際の植毛では、見た目の自然さが重要なので、自然な毛の流れをつくりやすいラインスリットが向いていると思います。
生え際は、人目に付くところで、皮膚も透けて見えるので、皮膚表面に不自然な変化が起こりにくいという面でもラインスリットがベターと思います。
一方、ボリュームを出したい場合には、ホールスリットが向いていると言えます。
もしかしたら、このブログの説明を読んでも、術式を決められない人は多いんじゃないでしょうか?
薄毛は治したいけど、「どんな風になれるのか?」までは、まだわからないというわけです。なので、方法も選べない。
現実には、術者とのカウンセリングの中で、今の髪の現状を説明してもらい、先生との話の中で、どんな風になりたいかという自分のイメージを明確にして、それを実現しやすい術式を選んでいくのが理想ですね。








