増毛茂生くんAGAの治療を始めてもすぐに効果を実感できないことが多いと聞きます。いつごろから効果を実感できるでしょうか?



なかなか効果が実感できないと続けるかどうか迷いを感じると思います。
AGA治療の効果が出るのには時間がかかることが多く、それには理由があります。
用いる薬剤によって、あるいは内服か外用薬かによっての違いもあります。
今日はAGA治療歴20年の経験から、時間がかかるわけと各治療ごとの効果を感じられる時期をお伝えしたいと思います。
薄毛改善をもたらす2つの変化とは?



AGA治療は、毛髪に次の2つの変化が起きることにより薄毛の改善を実感することがでいます。
【薄毛改善のために起きる毛髪の変化】



AGA治療は、抜け毛が減って毛髪の数が増えるだけではないのですね。



薄毛に見える原因は、毛髪の数が少ないことよりも、毛髪が細いことの方が影響が大きいです。



前に教えてもらった「軟毛」のことですね。



そうです。この2つの変化が、治療後いつごろ起きるかを見ていきましょう。
1.早期脱毛が減り毛髪総数が増える



AGA治療薬で抜け毛が減って毛髪の数が増えるんですね。



フィナステリドとデュタステリドはその通りです。ミノキシジルは、抜け毛を減少させるだけではなく、発毛を休止した毛包から発毛させる力があります。



ヘアサイクルの話ですね。



はい。簡単に復習すると、健康な毛髪は、数年間伸び続けた後、数か月休んで次の発毛にそなえるというサイクルを繰り返します。
髪が伸びる期間が成長期、お休みの期間を休止期といいます。成長期は休止期より一桁長いのです。
成長期の間は毛髪を作り出す「毛包」が大きくなり続け、それに伴い毛髪も太くなっていきます。逆に、休止期の毛包は萎縮します。





成長期の方が圧倒的に長いですね。



そうです。このため、成長期の毛髪数と休止期の毛髪数の比は12:1くらいで存在します。



ほとんどが成長期で、ごく一部が休止期なんですね。



ところがAGAになると成長期が3か月程度になる毛包が増加し、逆に休止期が長くなる毛包が増えるのです。



その結果、成長期の毛髪数と休止期の毛髪数の比は5:1に変わります。



成長期の毛髪が減り、休止期の毛包が増えるということですね。



その通りです。



休止期の毛包では、毛髪は生け花のように挿してあるだけの状態なので、簡単に抜けていきます。



つまり、毛髪のない毛包が増えるということです。これが毛髪総数が減る理由です。



治療は、このAGAの変化を逆転させるのですね。



はい。短くなった成長期を伸ばし、長くなった休止期を元にもどします。



毛髪数が増えるのは治療後いつごろでしょうか?



個人差はありますので平均的な話になりますが、飲み始めて3か月ごろには毛髪数がかなり増えている男性は多いです。



その後6か月ごろまで少しだけ増加します。



毛髪数は3か月まで急速に増え、その後緩やかになるというイメージでしょうか?



その通りです。



しかし、写真判定で薄毛の改善を評価すると3か月時点では改善はわずかで、6か月になると3か月目より3倍の改善に伸びます。



つまり、毛髪数の改善に数か月遅れて、写真判定での改善がみられるというイメージですね。



ということは、毛髪数が増えるだけでは見た目が改善しにくいということですか?



はい。写真判定は、専門家がつぶさに観察して判定していますので、軽度の改善でもわかりますが、治療中の男性が鏡で見て薄毛が改善したとわかるのは、写真判定よりもさらに後になります。



AGA治療の効果を実感するのに時間がかかるわけですね。



見た目の改善には次の「毛髪の太さが増す」ことが必要で、それには毛髪数の増加よりも時間がかかります。
Leila Asfour. Male Androgenetic Alopecia. in Endotext [Internet].
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK278957/
2.細く色の薄い軟毛が太く色の濃い硬毛に回復していく



次は、毛髪の太さですね。



増毛くん、AGAで毛髪の数が減ることと細くなるのでは、どちらが薄毛への影響が強いかは、もうおわかりですね?



太さです。



当たりです。



でも、なぜかわかりません。



「軟毛」をよく理解するとわかるようになります。



AGAの本質は「軟毛化現象」です。
【毛包のミニチュア化と軟毛化現象】
AGAは発毛しても数か月で脱毛することを繰り返してしまうため、髪をつくる毛包が成長しないどころか、どんどん小さくなって細い毛しか作れなくなります。
これを毛包のミニチュア化といいます。細くなった毛は軟毛といいます。
軟毛の太さは直径0.03ミリ(=30μm)以下と定義されることが多いです。これに対して、健康な毛髪は硬毛といいます。日本人の硬毛の太さは平均で0.08ミリです。
軟毛はただ細いだけではなく、産毛のように色も薄くなります。
数か月しか伸びないため、軟毛の長さは数センチしかありません。
軟毛の特徴をまとめると以下のようになります。
- 細い
- 短い
- 色が薄い



軟毛は健康な毛髪の半分から3分の1以下の太さになってしまうのですね。



その通りです。



薄毛への影響では、軟毛の太さが硬毛の半分以下なのは、毛髪の数が半分以下になったのと同じです。



しかし、それだけではなく、長さも短く、色も薄いのです。



三重苦ですね。



言いえて妙です。



軟毛は、三重苦で薄毛を際立たせます。



さらに、軟毛はコシが無いため毛髪はベシャっと寝てしまいます。



じゃあ、薄毛への影響が強い分だけ、軟毛が太くなれば治療効果を実感しやすくなるはずですね。



その通りです!



ただし、問題があります。軟毛が太くなるには時間がかかるということです。



どうしてですか?



先ほど、ヘアサイクルの話のところで、「数年間の成長期の間は毛髪を作り出す毛包が大きくなり続け、それに伴い毛髪も太くなっていきます。」とお伝えしました。



つまり、もともと毛包の成長には時間がかかるということです。



その上、AGAは毛包のミニチュア化が進んでいますので、毛包の回復期間も必要になります。



マイナスからの出発なのですね。



そうとも言えます。



先ほど、毛髪数は3か月で増えるが、写真判定で改善が増えるのは6か月とのお話をしました。



このタイムラグは、太さの回復に時間がかかるために生じます。鏡での見た目で薄毛の改善を実感できるのは、もっとかかる場合が多いです。
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AGA治療の効果は、まず毛髪総数の増加として表れますが、即薄毛の改善にはつながりません。
平均的には、治療開始後3か月でかなり毛髪総数は増加しますが、見た目にはまだ薄毛の改善に気が付きにくい段階と言えます。
見た目が改善するためには、軟毛が太くなる必要がありますが、これには時間がかかります。
治療開始して6か月目には、なんとなく改善したと感じるのが平均的といえるでしょう。


薄毛解消にかかる時間とは:フィナステリドとデュタステリド



では、先生、治療薬ごとに効果を実感できる時期を教えてください。
フィン、デュタは成長途中の脱毛を抑える



AGAの代表的な内服治療薬であるフィナステリドとデュタステリドは、強い男性ホルモン作用を持つジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑えるんでしたね。



はい、このDHTがAGAの原因と学びました。



DHTが増えると毛包の男性ホルモン作用が高まり、脱毛シグナル優位になり、発毛しても、すぐに毛髪が抜けていくのでしたね。



フィナステリドとデュタステリドは、このDHTを生み出す5αリダクターゼを抑えるお薬成分でした。



つまり、脱毛しにくくなり毛髪は長い成長期を取り戻すことができます。



じゃあ、抜け毛に関しては、すぐ効果がありそうですね。



そうは問屋が卸さないのです。



通常、成長期が終わっても、毛髪はすぐ脱毛するわけではなく2週間の退行期を経て3~4カ月の休止期に入り、その休止期のどこかで脱毛します。



つまり、フィナやデュタを始めても、退行期や休止期にある抜ける運命の毛髪は抜けていくからです。



なるほど。すると毛髪数は急に増えないのですね。でも、退行期に入っちゃったら毛髪は伸びないけど、成長期が続くと伸び続けるから、長さに差が出そうです。



鋭いですね。確かに、その通りなんですが、問題は毛髪が伸びる速さです。



増毛くん、毛髪が伸びる速さはどうでしたか?



ひと月に1センチでした。



先述したように軟毛はすぐ太くなりませんので、例えば3か月で軟毛が3センチ伸びても、あまりボリュームに貢献できず効果を実感するには至らないのです。
フィン、デュタは休止期毛包に作用しない



さらに問題があります。AGAでは成長期の毛髪は減り、休止期の毛髪が増えるのでしたね。フィナステリドとデュタステリドは、この増えている休止期の毛包を成長期に移行させる力がないのです。



あっ、なるほど。



このため、フィナステリドまたはデュタステリドを開始しても新たに発毛する毛髪が急に増えるわけではありません。



この休止期の毛包に発毛させる力があるのが、ミノキシジルや成長因子のメソセラピー※です。
- 微細な針で頭皮の中に薬剤を注入する治療方法



このためフィナやデュタにこうした発毛力のある治療を併用することが多いのです。



瞬発力のあるAGA治療は、DHTを抑え早期脱毛を防ぐだけではなく、ミニチュア化した毛包に働きかけて再成長させたり、休止期毛包を発毛させていくことが求められます。



発毛の結果にこだわっているいくつかのクリニックは、この毛包の成長を促す治療に力を入れて差別化をはかっています。以下は、その例です。
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実際のフィナステリド単独治療の効果がでる時間を調べた研究がありますので紹介しておきましょう。
【フィナステリドの薄毛改善効果】
〖フィナステリド(1 mg/日)を用いた414 名の「日本人」男性被験者を対象とした観察期間1年、2年、3年のランダム化比較試験〗+〖801 名の「日本人」男性被験者を対象としたフィナステリド(1 mg/日)の5年間観察研究〗
[結果]
頭頂部の写真撮影による効果判定で改善を認めた割合は、
- 1年:58%
- 2年:68%
- 3年:78%
- 5 年:99.4%



うわっ、すごく時間がかかる男性もいるのですね。



先ほどは平均で見た効果でしたが、このように効果が出る時期の分布をみると、個人差が大きいことがわかります。



約6割は1年以内に効果が出でいるが、2年以上かかる男性が約3割いることは驚きです。



でも、見方を変えると5年以内には、ほぼ全員に効果があるとも言えます。



悲しいやら嬉しいやらわからないですね。



確かに。



なぜこんなに時間がかかる男性がいるのか、その理由は不明ですが、毛包のミニチュア化がかなり進んでしまった場合は、元にもどるのに相当時間がかかるのだと私は考えています。



そういう方はどうすれば良いですか?



繰り返しになりますが、薄毛がかなり進んでいる方やフィナやデュタの効果がなかなか出ない方は、毛包を直接活性化させる治療を併用することが必要です。



毛包を活性化させる治療の選択肢が多いクリニックと相談するのがおすすめです。



いくつか挙げておきましょう。
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薄毛(AGA)治療・抜け毛対策なら【ゴリラクリニック】※メソセラピーに成長因子とエクソソームの2つのメニューを用意しているクリニック
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フィナステリドとデュタステリドは、早期脱毛を防いで毛髪を増やしますが、休止期毛包からの発毛を促す力はありません。平均でみると3か月で毛髪数は増え、6か月で写真判定で薄毛改善を認めますが、効果が出る時期は個人差が大きく、2年以上かかる男性が約3割います。
フィナステリドとデュタステリドではどちらが早い?



では、フィナステリドとデュタステリドでは、どちらの方が効果が早く感じられるのですか?



前向き研究で両者を比較した調査があります。



服用開始後6カ月時点では、デュタステリドの方が毛髪総数と毛直径で勝っていました。



見た目はどうですか?



写真判定でもデュタステリドの方が勝っていたのですが、その差はわずかでした。これは、硬毛数の増加に差が無かったためと考えられます。
Gubelin HW, et al: J Am Acad Dermatol, 2014; 70: 489―498.
https://www.jaad.org/article/S0190-9622(13)01171-7/fulltext



ということは、デュタステリドの方が効果が高いけど、その差は大きくはないということですね?



6か月という短期的には、そういえます。



しかし、それ以上の長期間の比較データが無いのです。



デュタステリドが米国で認可されていないためと思われます※。
- デュタステリドがAGA薬として認可されているのは、日本と韓国だけです。



デュタステリドの方が効果が高い理由として、フィナステリドが5αリダクターゼのII型だけしか抑制しないが、デュタステリドは、I型とⅡ型の両方を抑制できることが考えられています。



しかし、デュタステリドは、フィナステリドに比べ効果が高い反面、性機能障害という副作用も多いとされ、諸刃の剣といえます。




薄毛解消にかかる時間とは:ミノキシジル



まず、ミノキシジルの作用にお伝えして、その後、落とし穴について説明します。
ミノキシジルは硬毛が増えるのが早い



ミノキシジルは発毛力があるのでしたね。



はい。そこがポイントです。ミノキシジルは、毛包に直接働きかけて、髪組織になる毛母細胞を増殖させて発毛を活発にします。



フィナステリドとデュタステリドには、その力はないのですね。



はい。フィナステリドとデュタステリドは、毛髪の成長を妨げる原因を減らして、髪が本来持っている成長を取り戻していくというイメージです。



毛包の回復は自然回復にまかせることになります。



ミノキシジルは、AGAで減っている毛母細胞をどんどん増やして、AGAでミニチュア化した毛包を元の大きさに回復させ毛髪を太くするいうイメージです。



ミノはパワフルですね。



はい。



ミノキシジルは、発毛し成長途中にある毛包だけではなく、AGAで発毛が遷延している休止期毛包に強く働きかけて、一斉に発毛させる力もあります。



ここがフィナステリドやデュタステリドにはない力ですね。



これまでの信頼性の高い臨床研究を統合して比較したメタアナリシス論文で、面白い結果が出ています。



メタアナリシスという言葉は難しいけど、要はこれまでの関係する論文報告を調べてまとめたものと思えばいいですね。



はい。



治療開始6か月後の比較では、毛髪総数は、デュタステリド0.5mg内服>フィナステリド1mg内服>ミノキシジル5mg内服の順で多かったのですが、硬毛数では、ミノキシジル5mg内服が優れていたのです※。
- ただし、デュタステリド0.5mg内服の硬毛数に関する信頼できるデータはありませんでした。



硬毛が増えてこそ薄毛の見た目が改善するのでしたね。



その通りです。毛髪総数には、軟毛と非軟毛と硬毛が含まれます。非軟毛とは軟毛(≦30μm)と硬毛(≧60μm)の間と考えてください。



治療により軟毛は太くなり非軟毛を経て硬毛になっていきます。



フィナステリドとデュタステリドは、毛髪総数の回復が早いが、硬毛の増加は遅いという結果でした。



これに対して、ミノキシジルは、毛髪総数の回復は遅いが、硬毛になるのが速いという結果でした。



まとめておきます。
【各治療薬の初期効果の特徴】
《基本知識》
毛髪総数=軟毛+非軟毛+硬毛
フィナステリドとデュタステリド
➡毛髪総数を効果的に増やす
ミノキシジル
➡硬毛を効果的に増やす
Gupta AK, et al. J Dermatolog Treat. 2022 Nov;33(7):2946-2962.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8811710/



結局、フィナステリドやデュタステリドとミノキシジルは、どちらが早く効果が出るのですか?



ここで抑えておきたいのは、毛髪総数と写真判定は、必ずしも一致しないということです。薄毛改善の自覚は、写真判定に近いと思います。



どうしてですか?



繰り返しになりますが、軟毛が増えても薄毛改善への貢献は低いのです。硬毛の増加こそが、薄毛改善の自覚に直結します。



じゃあ、硬毛数の増加に優れるミノキシジルの方が薄毛改善が早いということですか?



ミノキシジルの内服と外用薬で分けて考える必要があります。内服の方が外用薬より効果が高いのは明らかです。



ミノキシジル内服5mgならフィナステリド1mgとデュタステリド0.5mgより早く薄毛改善を自覚する可能性があります。



やっぱり。



ただし、ミノキシジル内服薬は、AGA薬として認可されていないため、前向き研究の比較データが無いことが残念です。



また、次に説明する「初期脱毛」があるため、早期の改善を自覚できないという問題があります。


初期脱毛という落とし穴



ミノキシジルは、治療開始のとき、もうひとつ気を付けないといけないことがあります。



「初期脱毛」といわれる現象で、逆に抜け毛が増えてしまうように見える現象です。



それは不安になります。どれくらいの間起きるのですか?



多くは治療開始後1週間から2週間後に自覚し始め、1か月程度で収まってきますが、長い人は3か月めくらいまで続きます。



治療中断の原因として知られています。



なぜ起きるのですか?



実は、本当に抜け毛が増えるわけではなく、数か月の間に毎日均等に抜けるはずの毛髪が、短い期間に一斉に抜けるため、抜け毛が増えたように見えるだけです。



じゃあ、心配いりませんね?



はい。ミノキシジルは、AGAで休止期にとどまっている毛包に直接働いて発毛させる力があると説明したことを思い出してください。



つまり、いっせいに発毛が始まるため、まだ残っていた毛髪は押し出されるようにしていっせいに抜けるというイメージです。



なるほど。むしろ効果が出ている印なんですね。



はい。ただ、一時的にせよ、薄毛は進みますので、知らないと不安になってしまいますし、効果が無いと感じてしまうのですね。



AGA治療は、このように一筋縄ではいかず、不安がつきまといます。



不安の強い方は、治療の最初から最後まで必ずAGA専門医師が伴走してくれるクリニックがおすすめです。




ミノ外用の落とし穴



ミノキシジル外用薬は認可されていますが、ミノキシジルの内服はAGA治療薬として認可されていません。



しかし、ミノ内服は効果が高いため実際には使用されています。



ミノ外用薬はおすすめですか?



内服と違い身体の安全性がきわめて高いためおすすめです。



ミノキシジル外用薬は1%と5%が認可されていますが、8%と高濃度のものも提供しているクリニックもあります。



日本皮膚科学会のガイドラインでも、「男性型脱毛症に5%ミノキシジル,また女性型脱毛症に1%ミノキシジルを外用するよう強く勧める」とA判定になっています。



なら安心ですね。



ただし、ミノ外用薬はミノ内服よりも効果が低いため、高濃度が用いられる傾向があります。



さらに問題なのは、ミノ外用薬が効きにくい体質の男性がいることです。



えっ、ミノ外用薬が効かない体質があるのですか?



それじゃあ、効果が出るのに時間がかかっているのか、効果が無いのかわからず困りますね。



そこが問題なんです。特に、フィナステリドやデュタステリドと同時に始めてしまうと、フィナやデュタの効果がある分、ミノ外用薬が効いているかどうかの判断が難しくなります。



AGAの治療って、深いですね。



はい。ミノ外用薬を使う場合は、フィナステリドやデュタステリドと併用することが多く、いっそうミノ外用の効果の有無が隠れてしまいます。



こうした問題がAGA治療にはありますので、AGA治療に経験豊富な先生がそろっているAGA専門クリニックを選びましょう。


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ミノキシジル5mgの内服は、フィナステリド1mg、デュタステリド0.5mg、ミノキシジル外用薬、ミノキシジル外用薬よりも硬毛数を増加するのが速いと言えます。それは、ミノキシジルがミニチュア化した毛包に直接働きかけて毛包の再成長を促す力があるからです。さらには、ミノキシジルは、フィナステリドとデュタステリドが作用できない休止期毛包に働きかけて一斉に発毛させる作用があります。しかし、これが逆に初期脱毛を引き起こし、一時的に薄毛が悪化するのを乗り越えねばなりません。
少しでも早く効果を出すためには



では、実際に少しでも早く効果を出したいと思っている薄毛の男性にとって、どうするのがベストですか?



AGAの治療は、一人一人の状況に合わせて戦略的に進めます。



例えば、抜け毛に軟毛が目立ち始めたが、まだ薄毛は目立っていない男性は、フィナステリドかデュタステリドだけでいいでしょう。



早く治療開始できた場合ですね。



一方、薄毛がかなり目立っている男性は、早く効果をだしたいという気持ちが強いと思います。



父がまさにそうです。



スピードを最優先するのであれば、最初から、フィナステリド1mgまたはデュタステリ0.5mgとミノキシジル5mg内服の組み合わせになります。



ミノキシジル内服薬は用量が多いほど効果が高いのですが、副作用の出るリスクも高まります。



5mgはそのギリギリの用量で一部の人に足のむくみなどがでます。





ミノキシジル内服薬5mgが使えない男性はどうすればよいのですか?



ミノキシジルと同様に毛包の発毛を活性化させる成長因子のメソセラピーを併用します。



そして、ミノ内服は、2.5mgとか1mgなど、その方に副作用が出ない低濃度を併用することもできます。



なるほど。



父のように、一刻も早く薄毛を解消したい男性は、「フィナまたはデュタ」+「ミノ内服5mg」+「成長因子メソセラピー」を組み合わせ、ミノ内服の副作用がでたら用量を下げるということでよろしいでしょうか?



だいたい間違いありません。



ただし、成長因子のメソセラピーは、まだ標準化されていない治療ですのでクリニックにより内容が大きく異なります。



ウェブサイトでは概略しかわかりませんので、受診して直接内容をよく聞いてから決めましょう。



候補となるクリニックを挙げておきますね。
薄毛治療・AGA治療は専門病院、TOMクリニックへ
薄毛・抜け毛(AGA)治療なら実績7万人超えの【ウィルAGAクリニック】
薄毛(AGA)治療・抜け毛対策なら【ゴリラクリニック】※メソセラピーに成長因子とエクソソームの2つのメニューを用意しているクリニック
AGA専門ドクターが 徹底サポート、東京AGAクリニック


この記事のまとめ


AGA治療の効果を見る指標は、毛髪数と硬毛数があります。毛髪数は比較的早期、具体的には治療開始後3か月くらいでかなり増えますが、薄毛の改善にはつながりにくい傾向があります。その理由は、AGA特有の「軟毛」が増えても、細すぎて薄毛改善に貢献しないからです。「軟毛」は時間をかけて太くなり、硬毛に近づいていきます。硬毛あるいは軟毛より太い毛が増えると薄毛改善を自覚します。6か月ではまだ途中ですが、ようやく軟毛より太い毛や硬毛が増え、薄毛が改善してきたことを自覚できる男性が多いです。治療初期の段階では、フィナステリドとデュタステリドは毛髪数増加に優れ、ミノキシジル内服は硬毛数増加に優れています。両者の併用で、最速の薄毛改善効果をもたらすことが期待できます。

