【AGA治療ライフの便利なアイテム】薄毛予防に効果が実証されたシャンプーって何?

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このブログを読むと、AGAに効果があると医学的に証明されたシャンプーについて知ることができます。

このブログは薄毛に悩んで30年の外科医によるアフィリエイトブログです。医師と患者の立場からAGA治療の正しい情報を追求していきます。
増毛くん

シャンプーしているだけで薄毛が予防できるって、昔からの男の願いですね。

黒髪先生

ありますよ。

増毛くん

えっ?本当ですか?

黒髪先生

ええ、医学的に薄毛予防効果が証明されているシャンプーがあります。

増毛くん

へえ~、そんな素晴らしいシャンプーがあるなんで知りませんでした。

黒髪先生

一般にあまり知られていないのはわけがあります。

黒髪先生

でも、日本皮膚科学会のガイドライン2017にも取り上げられています。

黒髪先生

2020年に”Dermatologic Therapy”という権威あるジャーナルで、このシャンプーの有効性が示されています。

増毛くん

知らないと損ですね。

黒髪先生

このブログを読んで、医学的に育毛効果が証明されている稀有なシャンプーについて知っていただければと思います。

目次

シャンプーに含まれる育毛成分の正体は抗真菌薬

育毛シャンプーを謳ったシャンプーは数々ありますが、4つの医学論文で育毛効果が証明されているのが、ケトコナゾールシャンプーです。

その中の育毛成分は、名前の通り、「ケトコナゾール(Ketoconazole)」です。

ケトコナゾールは真菌症の治療に用いられる抗真菌薬です。

日本では、ケトコナゾール2%クリームやケトコナゾール2%ローションが医師により処方されています。

つまり、医療用医薬品です。

対象疾患は、

  • 白癬
  • カンジダ症
  • 癜風
  • 脂漏性皮膚炎

では、なぜ「抗真菌薬」がAGAに効果があるのでしょうか?

なぜ効くのか?

抗真菌作用

まず、ストレートに考えれば、頭皮の「マラセチア菌」などの常在菌が増えて頭皮環境が悪くなるのを防ぐことが考えられます。

その最たるものが、「脂漏性皮膚炎」による脱毛です。

頭皮の脂漏性皮膚炎は、「マラセチア菌」などの常在菌が過剰に増えた皮脂を食べて増殖し、皮脂を脂肪酸に分解して炎症を起こします。

当然、抗真菌薬のケトコナゾールは、脂漏性皮膚炎に効きます。

しかし、おかしいですよね。

まず、抗真菌作用がAGAに効くなら、他の抗真菌薬もAGAに効くはずですが、ケトコナゾール以外の抗真菌薬はAGAに効果がありません。

そもそも、脂漏性皮膚炎は直接AGAとは関係ありません。

では、なぜ効くのか?

DHTの産生と活性をダブル・ブロック

実は、ケトコナゾールには、フィナステリド張りに5αリダクターゼを抑制しDHTを減らす効果があるのです。

黒髪量太先生

(復習)5αリダクターゼは、男性ホルモンのテストステロンを、毛包でテストステロンより5倍強いDHTに変換させてAGAを誘発します。

しかも、ケトコナゾールは、それだけではなく、DHTの働き自体を抑える効果があるのです※。

この作用は、フィナステリドやデュタステリドにはない作用です。

もともと、フィナステリドやデュタステリドは毛包でDHT産生を50~70%程度しか抑制できません。

つまり、DHTは残ってしまうわけです。

ケトコナゾールは、この残ったDHTが男性ホルモン受容体に結合するのを抑制してくれます。

つまり、フィナステリドやデュタステリドと一緒に使うと効果を高めることができるのです※。

これが、ケトコナゾールのDHTダブル・ブロック作用なのです。

抗炎症作用

ケトコナゾールは炎症を抑える作用も確認されています。

詳しくは、5-リポキシゲナーゼという物質を抑制して炎症を抑えます。

AGAは頭皮に炎症細胞を認める※など、炎症がAGAの進行に関わっていると考えられています。

なぜ効くかをまとめると

AGAにおけるケトコナゾールシャンプーの作用

  • DHTの産生と活性をダブル・ブロックする作用
    • 5αリダクターゼを抑制(DHT産生を抑制)
    • DHTの男性ホルモン受容体への結合を抑制
  • 抗炎症作用
  • 抗真菌作用

フィナステリドやデュタステリド以外に、DHTをブロックする作用がある成分があるとは驚きでした。

しかも、ダブルブロック

そして、抗炎症作用と抗真菌作用のダブルの作用で頭皮の状態を良好に保つことができます。

ケトコナゾールは、飲むと肝臓毒性が強いので、飲み薬は認められてはいません。

外用薬またはシャンプーでの使用になります。

このシャンプー自体に育毛効果があることが医学的に証明された

ケトコナゾールシャンプーは、薬というよりシャンプーなんですけど、5つもの臨床研究が報告されていています。

それに対して、ケトコナゾールローションの臨床研究報告は1つです。

ケトコナゾールは世界的にはシャンプーでの使用が推奨され、効果が確認されている珍しい育毛成分なのですね。

そして、ついに2019年には、Dermatologic Therapyという有名な医学ジャーナルに、ケトコナゾールのAGA治療効果に関するシステマティックレビューが掲載されました※。

黒髪先生

これは、すごいことで、システマティックレビューは、メタアナリシスに次いでエビデンスレベルの高い研究方法なんです。

言い換えると、ケトコナゾールは、AGA治療薬として医学的に認められたと言えます。

日本皮膚科学会の2017年のガイドラインでは、ケトコナゾールはC1(ケトコナゾールの外用を行ってもよい)と評価されていますが、その後2019年にシステマティックレビューが出たことで、次のガイドラインでは評価が上がる可能性があります。

このシステマティックレビューの結論をまとめておきます。

“First line therapy for androgenic alopecia remains the FDA-approved treatments of oral finasteride and topical minoxidil. There is limited evidence for increased hair shaft diameter and hair regrowth in human
subjects following topical ketoconazole treatment. Topical ketoconazole shows promise as a low-risk adjunctive or alternative therapy in the treatment of AGA.”

Topical ketoconazole for the treatment of androgenetic alopecia: A systematic review

「AGAの第1選択治療は、依然としてFDA認可のフィナステリド内服とミノキシジル外用薬である。ケトコナゾール外用がAGAになった髪の毛を太くしたり発毛させたりする証拠は多くはないが存在する。ケトコナゾール外用はAGA治療の第1選択薬に対する安全な補助薬あるいは代用薬として有望である。」

では、いったいどれくらい効くのか?

ケトコナゾールシャンプーに確かな効果があることがわかりました。

ではどれくらいの効果か気になりますね。

まず、ケトコナゾールシャンプーは髪の毛を太くする効果が認められました。

髪の毛の密度に関しえは、研究により結果が分かれており、何とも言えません。

こう見ると、髪を太くするのが得意なミノキシジルに近い性質の効果と言えそうです。

2%ケトコナゾールシャンプーと2%ミノキシジル塗り薬の効果を比較した研究の結果では、同等または2%ケトコナゾールシャンプーがやや優れていました※。

ミノキシジル塗り薬は5%が主流ですから、それより効果が弱い2%と同等と考えると、2%ケトコナゾールシャンプーの効果のほどがイメージできるのではないでしょうか?

しかも、毎日使わなくても効果がある

AGAのお薬って、基本的に毎日使うものですよね。

でも、ケトコナゾールシャンプーは週に2~3回使えば効果があることが証明されています。

これって、嬉しいことです。

お気に入りのシャンプーがある人の場合、例えば、ケトコナゾールシャンプーとお気に入りのシャンプーを交互に使ってもいいわけです。

ケトコナゾールシャンプーは、値段高めと思いますが、実は、毎日使わないので、実質は思ったより安くなります。

1日おきに使えば半額、3日おきに使えば3分の1のお値段になります。

なぜ知られていないのか?

ここまで読み進めるとケトコナゾールシャンプーって、「手軽で便利で効果がある言うことないシャンプーなのに、なぜ今まで知らなかったんだろう?」と思う人もいるかもしれません。

その理由は単純です。

ケトコナゾールは、日本では外用抗真菌剤としての医療用医薬品だからです。

つまり、医師の処方が必要な成分なのです。

このため、通常の薬局や国内のECでも製品が無いのです。

製品がなければ宣伝もされませんので知る機会が少ないのですね。

入手法は?

ケトコナゾールシャンプーの日本での入手法は2つあります。

  • クリニックで購入する
  • 海外医薬品の個人輸入代行・通販サイトで購入する

クリニックで購入できると安心ですよね。

でも、残念ながら、ケトコナゾールシャンプーを購入できるクリニックは多くありません。

ケトコナゾールは、外用抗真菌剤として認可されていて、AGAに認可されているわけではありません。

つまり、保険診療では使えず、自由診療に限定されます。

しかも、日本で独自にケトコナゾールシャンプーを作るにはコストや手間がかかります。

5%ミノキシジル塗り薬が市販されていることもあり、手間とコストをかけてケトコナゾールシャンプーを作ろうという国内の企業やクリニックはほとんどないのです。

唯一、AGAスキンクリニックは、2%ケトコナゾールシャンプーを独自に開発して国内製造をしています。

Dr.BALUMO」というなまえのシャンプーです。

1本(100ml)3,200円と高めの値段ですが、国内製造にこだわる方の良い選択肢です。

他のクリニックは海外のケトコナゾールシャンプーを販売しています。

それと同じ海外のケトコナゾールシャンプーは、海外医薬品の個人輸入代行・通販サイトで購入できます。

2種類あります。

一つ目は、ニゾラールシャンプージェネリックの2%ニナゾルシャンプーです。

タイ製品です。

一部のクリニックでも取り扱っていますが、個人輸入代行・通販サイトでも購入できます。

オオサカ堂では、容量100mlで1,565 円です。

容量が小さいので、2本または4本とまとめて買うと良いでしょう。まとめ買いは値引きがあります。

 サイト内の口コミでは効果があるとのコメントが多いです。

( 500件のレビュー )

2つめは、リグロースラボのケトコロストシャンプーです。

アメリカ製品です。

容量が475mlで3,580 円なので、ケトコロストシャンプーの方がコスパが良いです。

こちらも効果があるとのコメントが多く高く評価されています

( 671件のレビュー )

私はケトコロストシャンプーを週に3回使っています。

頭皮のかゆみやべとつきがほとんどなくなり、さらさらした感じが保てています。

値段も安く、おすすめです。

こんなに便利に使える

AGA治療効果があるシャンプーなので、いろんな場面で便利に使えます。

週に2回か3回使えばよいので、好きなシャンプーと日で分けて使えますね。

AGAの予防に使える

AGA家系でAGAが心配だけど、まだAGAになっていないのでフィナステリドを使う段階ではない人は、予防的にケトコナゾールシャンプーを使っておくという選択肢があります。

頭皮の脂が気になる人

頭皮が脂っぽくかゆみが気になる人もケトコナゾールシャンプーを試していただきたいですね。

マラセチア菌や細菌の過剰増殖を抑え、常在菌バランスを整え、ふけや、かゆみ、炎症による脱毛を抑える効果を発揮します。

フィナステリドやミノキシジルと一緒に使う

AGAのどのステージでも、フィナステリドやミノキシジルと一緒に使えます。

先に紹介したシステマティックレビューでは、フィナステリドの補助治療としてケトコナゾールシャンプーを使うことを勧めていました。

こうした併用で嬉しいのは、薬の投与経路が異なっていることです。

フィナステリド/デュタステリドは飲み薬、ミノキシジルは飲み薬か塗り薬です。

ケトコナゾールシャンプーは、どれにもぶつかりません。

塗り薬が2種類になったりしたら使いにくいですよね。

そういう意味で、ケトコナゾールシャンプーはAGA治療ライフに取り入れやすい便利なアイテムと言えます。

メリット・デメリット

最後に、ケトコナゾールシャンプーのメリットとデメリットをまとめます。

メリットデメリット
医学研究で効果が証明されている
シャンプーするだけで効果がある
薄毛予防に使える
AGA治療薬と併用で効果が高まる
週2,3回で有効なので、好みのシャンプーと交互に使える
好みのシャンプーが週2,3回使えない。
単独使用でAGAを止めることができるかは不明(フィナステリドなどと併用すべき)
国内の薬局で購入できない
シャンプーとしては割高である
ケトコナゾールシャンプーのメリット・デメリット
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この記事を書いた人

薄毛に悩んで30年の医師です。同じように薄毛に悩む世の男性の役に立ちたいと思いブログを開設しました。AGAの正しい情報をわかりやすくお伝えするブログをめざします。私の長いAGA治療歴と失敗から得られた経験をお伝えしたいと思います。同時に、世界のAGA論文を紐解き、最近の正確な情報をベースに記事をつくります。

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